沖田総司が女だったというつかこうへいさんらしい設定をもとに新選組と幕末史を大胆解釈した作品。2023年に、久々にRUPプロデュースで新キャストで復活します!というわけで、初演時からのキャストの比較表を作ってみました
目次
あの幕末純情伝が帰ってきます
牧瀬里穂さん主演で、映画にもなったこの作品、舞台版は、ジャージ姿でカラオケを歌いながら人を斬りまくるという姿も含めかなり衝撃的な作品です(映画も見ましたが、舞台版とはかなり違うものという印象です)
(僕がみたのは、平栗あつみ版(1990年)と藤谷美和子版(1998年)…昔すぎ?)
つかこうへい没後13年を迎える2023年、彼の熱く日本を見据える作品は、
色あせることなく、役者達に、観客達に、受け継がれていくことであろう。今なお、かつて、つかこうへいに影響を受け第一線で活躍する役者は数多い。
**2023年。『新・幕末純情伝』からまた、日本を代表する役者が生まれるのであろう。**
この作品は、つかこうへいさんの代表作です
僕は、つかこうへいさんが存命中の1990年につかこうへいさんが演出された版(1989年版の地方公演)とRUPの1998年版の公演を観劇しました
様々な女優やアイドルが紅一点の沖田総司を演じつつその時にかなり力のある男優さんが脇を固める本作品
主役の沖田総司役もさることながら、その相方として舞台を引っ張る坂本龍馬役も注目を集める作品です
キャスト比較表
脚本はすべて、つかこうへいさんです。表内は敬称略。リンク先は、演劇感想文リンクです
1989年(PARCO劇場・初演) | 1998年(RUP) | 1999年(RUP/演劇感想文リンク未収録) | 2003年(RUP) | 2007年(劇団OPA) | 2008年(松竹) | 2016年(RUP) | 2018年(AVEX) | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
タイトル | 幕末純情伝~黄金マイクの謎 | 新・幕末純情伝 | 新・幕末純情伝 | 幕末純情伝 | 幕末純情伝 | 幕末純情伝 | 新・幕末純情伝 | 新・幕末純情伝 |
演出 | つかこうへい | 岡村俊一 | 岡村俊一 | 杉田成道 | 後藤宏行 | つかこうへい | 岡村俊一 | 河毛俊作 |
劇場 | PARCO劇場 | シアターコクーン | 銀座セゾン劇場 | 青山劇場 | 笹塚ファクトリー | 新橋演舞場 | 銀河劇場、紀伊國屋ホール | 紀伊國屋ホール |
沖田総司 | 平栗あつみ | 藤谷美和子 | 藤谷美和子 | 広末涼子 | 小野妃香里 | 石原さとみ | 松井玲奈 | 北原里英 |
坂本龍馬 | 西岡徳馬 | 筧利夫 | 筧利夫 | 筧利夫 | 藤浦功一 | 真琴つばさ | 石田明 | 味方良介 |
土方歳三 | 塩見三省?酒井敏也?(※) | 山崎銀之丞 | 山崎銀之丞 | 吉田智則 | 角川裕明 | ? | 細貝圭 | 小松準弥 |
勝海舟 | 春田純一 | 春田純一 | 春田純一 | 春田純一 | ? | 若林ケン | 荒井敦史 | 細貝圭 |
桂小五郎 | 石井愃一 | 木下浩之 | 木下浩之 | 鈴木ユウジ | ? | ? | 味方良介 | 田中涼星 |
岩倉具視 | 若林ケン | 北島義明 | デビット伊東 | 武田義春 | ? | ? | 伊達暁 | ? |
近藤勇 | 酒井敏也?塩見三省? | こぐれ修 | こぐれ修 | こぐれ修 | ? | 山崎銀之丞 | 久保田創 | ? |
岡田以蔵 | 岡森諦 | 山本亨 | 吉田智則 | 山本亨 | ? | ? | 早乙女友貴 | 松村龍之介 |
岡田重蔵 | ? | ? | ? | ? | ? | ? | 永田彬 | ? |
二宮 | ? | ? | ? | ? | ? | ? | 黒川恭佑 | 増子敦貴 |
小吉 | ? | ? | ? | ? | ? | ? | 須藤公一 | ? |
その他 | ? | 吉田智則、友部康志、清家利一、村木仁、横山一敏、二橋進、三上大和 | ? | 村木仁、清家利一、黒川恭佑、なすび、大竹篤、吉浦陽二、山本哲也、赤塚篤紀、チョウ成河、大前光範、藤榮史哉、山口喜生、岩倉啓太、西海智也、山崎広嗣、津村雅之 | ? | ? | 大石敦士、吉成将、高橋邦春、縄田雄哉、村井亮 | ? |
※正確な資料がみつからず。まねきねこさんの記憶と私の記憶が逆。私が観たのは、地方公演版(福岡公演)だったのでキャストが違っていたのかも
キャストが不明なため、上記の比較表にいれなかった上演記録は以下
47ENGINE@タイニイアリス(2013)
結構評価にブレがある
私自身は、1990年版も、1998年版もいい印象があったのですが、上記のリンクを辿って劇評を読むとかなり辛辣な劇評をされているバージョンもあります
新選組を扱っているとはいえ、つかこうへいさんなので、独特の歴史観、社会感がそのセリフに出てきますし、合わない人には合わない部分があるのではないかと思います
とはいえ、久々のRUP版の再演、楽しみです!(既に東京在住のみではないので見ることが叶うかどうかは微妙ですが)
どんなストーリーかを予め把握するなら以下の商品がおすすめです。
[…] さらに読む ⇒ 演劇とかの感想文ブログ出典/画像元: https://blog.kansolink.com/01engeki-kansolink/comming-soon/bakumatsu-cast-comparison/ […]