J.J.エイブラムス「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」感動の集大成・大団円に感激

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ついに、スター・ウォーズサーガのエピソード4(完結編)である「Rise of Skywalker」を見ました。見終わったときの感想は、一重によく終わってくれた。満足の行く形でこの物語の最終話に出会えたことへの感謝の気持ちでした。

目次

スター・ウォーズについての個人史

私自身がスター・ウォーズに出会ったのは、中学生の時で、実は最初のエピソード4は見ておらず(その後にテレビで見た)、エピソード5の「帝国の逆襲」から見ました。
後から知りましたが、エピソード4よりもエピソード5のほうが評価は高く、そういう意味では最高の作品から出会えたということになります。
それ以来、エピソード4以外のすべての作品は、映画館に足を運んでみています。
ただ、中学生当時最後のエピソード9を見るまでに(当時から、この物語はエピソード9まであること。今の作品はその中の4~6であることはアナウンスされていました)、 30年以上時間が立つとは思っていませんでした

しかも、ルーカス自身はエピソード1を作るときに、 まさかの、1~3までしか作らない宣言!すっかり諦めてしまっていただけに、ディズニーによる続編作成のニュースには歓喜しました(ルーカスの構想通りになるのかとか不安は勿論ありましたが、それよりも中途半端な状態で終わらないことのほうが嬉しかった😊)

というわけで、この作品は、本当に楽しみにしていたのですが、一方で混んだ映画館というのはいつも苦手なため、しばらく観客が落ち着くのを待っていました。そろそろ…と思っていたら思った以上に早く上映回数が減り始めていて慌てて見に行きました

ここからはネタバレします

やっぱりレイは只者ではなかった

エピソード7からの主人公は、女性のレイ。他のポーやフィンなどのキャラクターが全員 白人でないなどまさに最近の世相を反映したキャスティングになっていて、時代の流れを感じていました
一方でこのシリーズで協力なフォースが使えるジェダイ騎士たちは基本的にはスカイウォーカー一族の誰かという設定のはずなのに、レイだけは人身売買で両親に売られた身元不明という設定

エピソード8「最後のジェダイ」でも、正統派スカイウォーカー家の跡取り息子(?)カイロ・レン(=ベン・ソロ)に、その出自について冷酷な事実を告げられるシーンがあったにも関わらず、 いや結局、ルークの隠し子とか、まだ出てきていない親戚の子とかそういうのなんでしょう? と完全にカイロ・レンの言葉を疑ってかかっていました。

が、今回のエピソードで語られたのは、まさかの帝国の皇帝パルパティーンの孫娘だったという事実。そうか、たしかにそっちにもフォースが使える人がいた
確かに、

  • 冒頭のレイの登場シーン(周りの岩ごと空中に浮いている)
  • 片手で飛び立つ宇宙船をぶっ壊す(!?)シーン
  • 低空飛行してくる戦闘機の翼をライトセーバーで切り裂く(斬鉄剣?!)

といった各シーンは、過去最強のフォースの使い手であることを示しており出自としては最高の設定です

フォースはやはり努力だけで手に入れられるものではなく、 生来の才能がなければ身につかないという残酷な事実でもあったわけですが

レイア出てる!!

前作(エピソード8「最後のジェダイ」)の感想の中でも書きましたが、キャリー・フィッシャー(2016年没)がエピソード9には出ないだろうと思っていのですが、出てました(驚)

基本、見ようと思っている映画の事前情報を取りに行くタイプではないのですが、2018年時点で、出演するというニュースがながれていたようです

監督がJ.Jエイブラムスになって、方針が転換され「フォースの覚醒」の未使用映像を利用して作ったとのこと。

ダークサイド落ちしていたカイロ・レンがこっちに帰ってきた!

少々、安易なところはあったような気がします(母の死に際の呼びかけで、正気を取り戻し、レイの治療で命を取り戻して正気に帰るという辺り)

が、ラストエピソードということを考えると、このままカイロ・レンをダークサイドに落としておくわけには行かないし、素直にうれしかったです

ちなみに、カイロ・レン(ベン・ソロ)が死にかけたのをレイがフォースの力で生き返らせ、その後、逆にベンがレイを蘇らせるという筋立ては、全然別の映画ですが、マトリックスシリーズのネオとトリニティの関係性を思い出しました

最後に死んでしまったのは残念でなりませんでしたが、一度 ダークサイドに落ちてしまったものの宿命なのかもしれません😥

今回の名言、名シーン大賞!はポーとC3PO

単なる勢いだけあって、無茶をする戦闘機乗りという感もあり、前作まででは、反乱軍の将軍であるレイアにかなり怒られていたポーが、レイアの死後、将軍職を受け継いで呆然とするあたりのシーンは、個人的には心にのこるシーンでした

無理だ、俺は何も準備ができていない。あなた(レイア将軍)のようにはなれない」(記憶に頼っているので、正確ではありません)

彼の絶望感や無力感は、自分も含め多くの人がきっと仕事や人生のなかで感じることだと思います(自分自身何度思ったか数しれず

そんなときに、年配者が自分たちだったそうだったと語り、周りの助けによって成し遂げるんだという言葉に勇気をもらって立ち上がるあたり本当に感動しました

今回は、C3POがいつになく真面目で、献身的だったのも印象的でした
出撃に際して、残るR2D2に「きみこそ僕の本当の親友だった」と語るシーンには不覚にも涙してしまいました
また、自分が破壊される可能性があるにも関わらず、自分のコンピューターに封印された物語の鍵を握るシスのメッセージを読み取るための方策を自分からペラペラしゃべり、改造により記憶を失う前に、周りのメンバーを瞳に焼き付けようとする辺りも感動😪

ルーカスが、C3POとR2D2だけは、エピソード1から9まで通しで登場する数少ないキャラクターと太鼓判を押していたので、正直エピソード1から8まで見ている間は、C3POがいなくなることなんかありえないと安心してみていました(この辺り、歴史もののマンガ(例:キングダム)で、どんなに登場人物の命があぶなくなっても、史実でそこで死なないとわかっている通称「歴史バリアー」に似ています)

しかし今回は、死亡フラグ的発言の数々を見て「まさか、ここで本当に死ぬ(破壊される)んじゃ」と不安になりました

いや、結局R2D2に失った記憶のバックアップ戻してもらって復活してしまうわけですが(笑)

なんで「スカイウォーカーの夜明け」なの?が、最後に明かされる

伏線として、レイがファミリーネームを聞かれて答えられないというシーンが前段にあるからですが、最後に砂漠の惑星に戻ってきたレイが再びファミリーネームを聞かれ、彼女の血筋ではなく育ての親的存在であるレイアとルークを思い浮かべて「スカイウォーカー」と答える辺りも、すっと胸に落ちた瞬間でした

ちなみに、どこで読んだか忘れましたが、最後にふさわしくオールスターキャストが集結

エピソード7「フォースの覚醒」で、息子であるベン(カイロ=レン)に殺されたハン・ソロやエピソード8で死んだルークが、本作で再び登場したのは嬉しい驚きでした(ルークはともかく、ハン・ソロは別にジェダイでもないし、戻ってこないと思ってました。ベンのフォースの力なのかな)

キャストとはちょっと違いますが、ルークの愛機であるXウィングの登場も感動しました(てか、スターウォーズのマシンって本当に頑丈だよな。何年もほっとかれて風雨に晒されても、スイッチいれると必ず飛べるというあたり、すごいテクノロジーだと思います)

あと、個人的には最後にちらっとイウォークが出てきたのは嬉しかった。個人的には、中学生から高校生にかけて見ていたエピソードの登場人物の中でも非常に印象に残っている種族だったので「おぉ、久しぶり!」みたいな感じで見れました

というわけで、 大満足の出来でした
全エピソードでどうかといわれると自信ががありませんが、少なくともエピソード7から9までの3作品の中では最も良かったと思います

とはいえ、それはこの作品単体でどうこうというよりも、9作品すべてを通した感慨が一気に溢れてきたからだと思うのですが

噂によればディズニーは新しいスター・ウォーズサーガを構想しているみたいですが、流石にそれに手を出すかどうかと言われるとちょっと躊躇してしまいます

ちなみに、過去にみたスター・ウォーズシリーズの感想記事は以下


エピソード7「フォースの覚醒」の感想書いてないことに今さら気づきました😅

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