一応、本編は最初のエピソード4以外は、すべて映画館で見ている私。当然に、映画とともに成長をしてきているわけで、エピソード4〜6を見ていたときと、今で感情移入したりする対象が異なっていたり、見方が大分変わってきていたりと、映画だけでなく自分の年齢も実感する作品になりました
目次
滑り込みセーフ!!
今回は、仕事も多忙で、実は半分あきらめていたのですが、エピソード7「最後のジェダイ」を、なんとか滑り込みで映画館で見ることができました
ディズニーに制作が移ってからテイストが変わった気がするのですが、逆に30年以上に渡り作りづづけられてきたサーガ。存分に作品世界を楽しむことができました
以下は、ネタバレがあります
物語は佳境へ
エピソード7では、新しい登場人物であるフィンや、レイ、ポーといった新世代のヒロイン、ヒーローたちが登場し、新帝国であるスノークに帰依する悪の権化カイロ・レンが、父親であるハン・ソロを殺すなど、各々の個人や時代の背景と人物紹介で終わった印象があったのですが、今回のエピソードは大分物語が動いたように思います
レイアが率いるレジスタンスは、スノーク率いるファースト・オーダーの戦闘艦(ドレッドノート)を苦戦の末撃墜させるが、そのために多大な犠牲を強いられ、ファースト・オーダーに対してかなりの劣勢に立たされます
レイアさえも、重傷を追うというさなか、新しい希望のようにエピソード7で出てきた3人の新ヒーロー/ヒロインはそれぞれの場所で活躍
かつてのレイア/ハン・ソロ/ルークの活躍を思い起こさせる3人の活躍は本当に懐かしいような、それでいてやはりワクワクするストーリー展開でした
マスター、あるいは教師としてのルークに心を寄せて観てしまうのは、年齢のせいでしょうか
初めて見たとき、オビ=ワンに鍛えられるルークを見たときはあくまでもルークに感情移入してましたが、今回は師であるルークに移入しました
途中で、彼がわざわざ尋ねてきたレイを教えることを拒み、孤島における孤独な生活に耐えている衝撃的な理由もあかされるのですが、それ以上にルークが、師として自分がすべきことを自問自答している様に心を打たれました
特に、彼のかつての師であるヨーダ(幻?)と二人で語る中で、失敗を、伝えることの大切さ、そして師とは乗り越えられるためにいるのだという台詞は、地味なシーンですがこの映画の中で一番心に残るシーンになりました
エピソード4をテレビで見たのは、中学時代(エピソード5をみる直前)。今は、そこから随分時間が経ちました
自分と同じく年齢を重ね、人生の中での役割を変えたルークの姿は、どうしても自分に重ね合わせてしまいます
圧巻のレイとレンの集団の殺陣シーン
おぉ、そう来たかと言う感じのストークを倒した流れと、その後のストーク側近との闘いは見応えがありました
もともと、日本のチャンバラを意識したようなライトセーバーによる殺陣もよいのですが、赤い鎧に見を包んだストーク側近の持つ、変幻自在のくさり鎌のような武器との闘いや、二人がお互いに互いの背を守のように戦う姿は熱いものがこみ上げてきました
完全にダークサイドに落ちたかに思われたカイロ・レンですが、序盤にストークが指摘するようにいまだ迷いがあるように感じます
だからこそ、ここでもう一度こちらに返ってくるのかとか一瞬期待したのですすが、結局レンとは仲違い
ストークも、別の意味でカイロ・レンが乗り越えねばならない師の一人だっただけだったのでしょう
そこここに、心のそこで繋がりがあるように見えるレンとレイの関係。スターウォーズ最後のエピソードになる次なるエピソードでどのような展開になるのか気になりますそもそもレイの出自が気になる
結局、今回も明らかになりませんでした。エピソード5で、ルークがベイダーとの親子関係が明らかになったように、ここでレイの出自がわかるものとおもっていたのですが
僕は、勝手にカイロ・レンと兄妹(すなわち、ハン・ソロとレイア姫の娘)という線で考えていたのですが違うんでしょうね
もし、そうなら流石にレイアが本人に明かしそうなもんだし、なんかそういう伏線がひかれそうなきがします
もちろん、フォースは血筋に関係なく宿るのかもしれないが、レイの持つ可能性は何か特別な気がするのです
名もなき両親に捨てられたという哀しい告白の背後になんらかの真実が隠されているのかもしれません
キャリーフィッシャーが、最後まで出てる!!
正直、お亡くなりになったという悲しいニュースに接したとき相当物語が変わると思っていたのですが、最後まででました
制作陣はCGを使わないといっていたので、必要なシーンはとりきっていたということでしょうか
結局、エピソード4からの出演した主要な三人。ハン・ソロは、7で死に、8でルークが亡くなり、レイアのみが残って最終エピソードへ。エピソード7を見た時に、なんとなくそういう流れは想像していたのですが、まさか本当にそうなるとは思っていませんでした
どうやってつくるんだ?
まさか、「渡る世間は鬼ばかり」みたいに、突然お父さんが藤岡琢也さんから宇津井健さんに変わったのに物語が何事もなかったように進めた的な解決策はとらないよな(ファンが許すとは思えないが)
追記
以下の記事によれば、やはりエピソード9にはキャリー・フィッシャー(レイア)は、出ない見たい。一安心(!?)かな。
…しかし、演じるキャリー・フィッシャーさんが16年末に急逝し、ルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディ社長はエピソード9にレイアを登場させないと表明している。
ダイバーシティだなあ
エピソード4から6が、作られた時に比べるとキャストの男女も人種もバラエティに富んでいるなと、思います
主要キャストの一人フィンは黒人だし、今回大活躍したローズはアジア系、レジスタンスの首脳部も女性の方が多いくらいです。レイアが重傷で戦線を離脱した時にレジスタンスの指揮を任された提督もまた女性でした
実は見ている時には、気づかなかったのですがレジスタンスの艦隊指揮官の中には、日本人の方もいたようです(イドローゼン・ガワット役の伊川東吾さん(左の写真)
現代を象徴しているんだなあと思います
次は、是非テレビでスターウォーズ愛を熱く語っていた尾上松也さんあたりを配役してもらいたいです。殺陣も決まりそうだし、かっこいいと思うのだけど
ついに最終エピソードへ
ディズニーは新たなスターウォーズシリーズを構想しているというニュースもありますが、そっちまで観るかどうかは正直自分の中では微妙です(今年公開のハン・ソロのスピン・オフは見たいけど)
なので、後1作が僕が40年近く追っかけてきた作品は、2019年のエピソード9で終わります
様々な謎や伏線が貼られまくっているこの作品の終結がどのようなものになるのか、とても楽しみです
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