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大河ドラマを誘致しようという千葉県香取市の職員の話…を題材にした伊能忠敬の地図作りの物語。コメディ映画と思って見に行きましたが、鑑賞後に残った感想はやはり日本地図を作った先人への畏敬の念でした

原作は落語ですが、それを感じさせません

もともとは、立川志の輔さんの落語で、原作を聞いたことがあるようなないような…なので、見終わったあとでも原作との違いを指摘することはできませんでした
知らなかったら、落語が原作だとは思わなかったと思います。事前に紹介記事などで読んだ情報によれば、映画脚本を担当した森下さんは、原作の志の輔師匠に10回以上書き直しさせられたとか….確かに練られた物語になっていたと思いました

大河の主役を経験した二人がコンビ

わざとですよね。主役の中井貴一さん(香取市の市役所職員)にツッコミ役が、松山ケンイチさんという配役です。
松山ケンイチさんが、ここまで脳天気な若者(すでに若者ではないような気がするのですが🤣)を演じるのももう珍しい気がしますが、ともに大河の主役経験者のコンビがあたかも、弥次喜多のように大河づくりに奔走するという姿は、大河ファンとしては結構くるものがあります

ここからはネタバレします

物語は、現代よりも江戸時代のほうがメイン

基本的には、すべてのキャストが現代と江戸時代の2役をやっていますが、はじめこそ現代のシーンではじまりますが、内容で印象に残るところはほぼ江戸時代の話になっています。

まさか、伊能忠敬本人は未登場とは

映画の予告等を見ていて、主題は明らかに伊能忠敬の地図作りの話なので、当然伊能忠敬さんの話になると思っていたのですが、最初から最後まで(江戸時代シーンも含め)伊能忠敬さんは出てきません
彼の死後、地図を完成させるための話がこの物語の中心でした

地図作りの大変さ

実際の測量シーンや測量結果を最近話題の三角関数を利用して地図に落とし込んでいくあたりの描写が迫力があって好きでした
海岸を歩数を図りながら歩くシーンも、僕がイメージしていた歩測測量とは違っていて(僕は、なんか一人でひたすら歩いているイメージがあった)、何人がかりで声を上げながらはかっていました。
なによりも、巨大な紙に地図を細かく書き込んでいく様子は、おそらく落語とかでは再現されていない部分で映画で見れてよかったと思います。

しかし、あの作業、もし書き損じたら….と思うと測量よりも緊張しそう….とおもったら、映画の中で肝心なシーンで書き損じるというシーンが有りました。他人事ながら、冷や汗が出てくるシーンでした😭

コメディ…ではないよね

映画の予告は、雰囲気コメディ映画の様相でしたが、ストーリー的には至極まっとうな歴史もので、笑うところよりも感動するべきところが多かった印象です
考えてみれば当たり前のことですが、伊能忠敬の地図は伊能忠敬個人で作り上げたわけではなく、チーム伊能ともよべるべき人たちがいたわけで、その人たちがもっている思いを感じることができました

伊能忠敬が、最初から地図作りを志していたわけではなく、最初は緯度1度分の距離を測りたかっただけだったのですが、ときは幕末で、蝦夷地に出没するロシア人たちの脅威から正確な地図を作ることを思い至るという物語もしらなかっただけに感動しました

最後の「落ち」があるところが、コメディとしても十分通用していますが、鑑賞後の感想は、やはり日本地図を作った人々の偉業でした

期待されたいないのかなぁ

公開開始直後の映画館にいったのに、周辺含めてポスターが全く見当たらず、同時公開作品に話題作が多かったということかもしれませんが、良い映画だったのでちょっと残念

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