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2022年8月3日から6日の4日間、山形旅行に行きました
寄る年波には勝てず年々体力が減衰しているのを実感している身として、芭蕉の登った山形の名刹、山寺立石寺(りっしゃくじ)に登っておきたいと思ったからです
ただ、昨今の酷暑の夏の真っ盛り、8月初旬に行くということで、かなり準備して望みました。その準備とその結果を記事にします

目次

山寺立石寺とは

立石寺、「りっしゃくじ」と読みます(山形旅行中ずっと間違えてて、最終日に乗ったタクシー運転手に教えてもらいました🤣)。
立石寺は、ホームページによると貞観2年(西暦860年)に建立された寺院です。

私は、芭蕉の句「閑さや岩にしみ入る蝉の声」のお寺ということで知りました。また、段数1000段を超える階段を登ってたどり着く奥の院とその周辺の急峻な崖に穿たれた修行のための祠の写真を見て直接に見てみたいと思っていました
なお、奥の院までの石段数は1070段とのこと。(以下のHPを参考にしました)

夏の立石寺攻略作戦

芭蕉が蝉の声を聞いたということから、同じ夏を選んだ…というわけではないのですが、仕事の都合もあって夏休みの訪問になりました
山形の8月の平均気温は、30℃。最高気温は38℃にもなる街です。
暑い気候を反映して、冷やしラーメンや冷やし肉そば、冷やしシャンプー🤣まであるという街。
当然に暑さ対策が必要と考えて作戦を立てました

早起きして早朝に参拝する

立石寺の情報を集めると8時から16時が開山している時間のようでした。なので、8時から上がろうと決めました。
なお、他のサイトでは9時半から山寺は開いているという表現もありました。
どっちを信用すべきか悩みましたが、9時半ではだいぶ、気温もあがっているだろうという想定のもと8時入山開始と決めました

ホテルをレイトチェックアウトにする

午前中早い時間に山寺を訪れるため、山形には前日に入りました。ホテルをレイトチェックアウトにすることで、山寺後にシャワーを浴びて、チェックアウトをするというプランにしました

山寺の疲れを癒やす温泉旅館の予約

山寺で疲れ果てた身体を癒すため、山寺に登った日の夜は、これまた山形で有名な温泉街の銀山温泉を予約しました。

暑さ対策グッズの用意

帽子

普段帽子とか被らないのですが、今回ばかりは用意しました。モンベルの帽子です

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サラテクトのウエットティッシュ

汗を大量にかくことが予想されていたので、カンボジア旅行で活躍した虫よけのはいったウエットティッシュを用意しました

いよいよ山形へ

と意気込み、いよいよ山形へ行きました!が、
山形県では記録的短時間大雨が発生!

新潟県村上市朝日南東部付近では3日11時50分までの1時間に約100ミリ、山形県小国町北部付近では3日12時までの1時間に約110ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、「記録的短時間大雨情報」が発表されました。

東京駅から山形駅には、8/3の午前中に移動しましたが、その直後から山形新幹線沿線は大雨。
新幹線は、移動後の午後には運休(8/5まで復活しませんでした)。
というわけで、8/4の山寺参拝は、小雨ふるなかの結構涼しい中での決行となりました😊

作戦の漏れが発覚

8時に参拝を開始し、レイトチェックアウトで12時チェックアウトにするホテルに戻るという計画でしたが、山形⇔山寺の間の電車の本数が圧倒的に少ないことが判明しました😂
朝の山形駅から山寺駅に行く電車は朝7時台は以下の2本しかありません

山形駅発 山寺駅着
7:16 7:31
7:55 8:13

7:31についても、まだ登山口は空いていません。結果、8:13に到着する電車にのりました。
また、帰りの電車も以下の2本しかありません

山寺駅発 山形駅着
10:01 10:21
11:10 11:29

なお、バスが山寺駅から10:40出発のものがあるのですが、その場合11:20くらいに山形駅に到着します
ま、登ってみて帰りをどうするかを決めることとしました

山寺駅から


山寺駅には8:13に到着しました。駅からして歓迎してくれています

8:29 登山口


駅についた後、しばらく歩き、念のためトイレを済まして、8:29に山寺登山口から登山開始しました
山寺は、参拝が正しいのか登山が正しいのか悩んでましたが、「登山」と呼んで良いようです😂

8:31 根本中堂(76段目)

根本中堂は、国指定の重要文化財だそうです。このあたりまで歩いている間はまだ山寺に入ったという実感を感じられません

8:36 芭蕉像

山寺の紹介でかなり頻繁に見たことがあった芭蕉像は以外に入り口から近いところにありました

すぐ横には、従者だった曽良の像もありました。なんか偉そう😊

8:37 山門(83段目)


山門にて、料金300円を払って中へ。ようやく山寺に来たという実感を感じます

8:46 蝉塚(430段目)


芭蕉の句で有名な蝉塚に到着。全体の40%を登ったということで少し自信が付きました

8:48 弥陀洞(550段目)


ほどなく、弥陀洞に到着。見るものが色々あるので、段数を重ねていることがあまり気になりません。
長い風雨で削られた岩を阿弥陀様と見立てたこの岩も、彫り込まれた文字も含め荘厳な感じを与えてくれます

8:50 仁王門(654段目)


仁王門到着!門の両サイドには仁王像があり、運慶の弟子の作品とのことでしたが、格子状の仕切りの中にあってあまり良く見えませんでした。
60%登りきった!

8:56 修行の岩場


かなり登って、奥の院まで後少しというところで修行の岩場に到達。この崖の中の洞穴で修行する人がいたというのは、壮絶な感じがします(今は修行者以外の登山は禁じられているとのことです。…って修行者はあがれるのか😮

9:02 奥の院(1000段)


奥の院には、意外にあっさり到達できました。

こちらの本尊である大仏殿ですが、まだ開いてませんでした。山寺に来る前に謎だった、8:00開門と9:30開門の意味がここでやってわかりました
麓の山門の開門は8時なのですが、奥の院の大仏殿は、9:30にならないとオープンしないようです。9時すぎに到着したため、9:30の開門にはまだ早い様子でした
普通の足でも、30分程度で奥の院に到達するため、9時前後に登り始めるのがベストだったかもしれません(暑いと思いますが)

その他、見どころ

登るときはとにかく奥の院にまっしぐらに進みましたが、その他、奥の院の周辺に様々な見どころがあります

重要文化財 三重小塔


奥の院からほどなくあるいた横道に入ったところにありました。山門の仁王像もそうですが、がっちりガードしてあってあまりしっかり見ることができません😭

開山堂、納経堂


慈覚大師円仁を祀ったお堂

崖の突端にあるお経を納めるお堂もこじんまりしていてなんかかわいい

五大堂

こちらは見晴らしが素晴らしいです!

木造の見晴台のようなお堂でした。曇り空ですが、山寺からの景色が一望できます。先程乗ってきたJRの駅も真下に見えます

名も知れぬ建物、仏像、お地蔵様


その他、びっくりするような場所に建物が立っていたり、仏像が鎮座していたりします。
山岳信仰という日本の歴史を感じ、こんな山奥にどんなふうにして建物を立てたり、仏像やお地蔵様を作ったのかを想像するととてもロマンを感じます

[閑話休題]生活感もある

800段から900段の階段をヒィハァ言いながら登ってきてみて、ポストを見てびっくりしました。こんなところまで、毎日郵便局員さんは回収にきているのでしょうか?

近くの売店で絵葉書を買ってここから投函できるようです!

あと、奥の院のすぐわきにあったショベルカーも、どうやって運んできたのかさっぱりわかりません。部品を持ってきて組み立てたのか?

売店等もありますし、生活を営んでいる人がいるというのもちょっと驚きでした

10:01のJRで山形へ帰還完了

雨が降り出したこともありちょっとだけ最後の方を早足で移動しましたが、結果として10:01の山寺駅発のJRに乗ることができました
山寺を降りてみると、山寺駅から山寺に至る道の脇の店も開店しており、たまこんにゃくなども販売が始まっていまた。

もう少し涼しい季節に行くならば、8時開門とともに登るプランではなくもっとゆっくり山寺散策を楽しめたかなぁっと思います

縄文の女神

山形市に少し早く戻れたこともあり、博物館に伺いました。縄文の女神と呼ばれる土偶の実物を見ることができました

冷やし肉そば

駅から近い そば処つる福さんにて冷やし肉そばをいただきました

疲れを癒やしに銀山温泉へ

ちなみに、暑さは大丈夫だったのですが、下山時の足への負担でやはり膝をやってしまいまともに階段が歩けない状態になりました
こちらの痛みは、銀山温泉で無事回復することができました!

大正時代にタイムスリップした街並みで、源泉かけ流しの湯につかり風情を楽しみました。

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