[劇評]T-Factory「黒いぬ」@紀伊国屋ホール

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なかなか面白い舞台であるにもかかわらず、客席がさびしかったので早く書こうと思っていたのに、こんな時期。ごめんなさい。再演が望まれる舞台です。同一キャストでは多分無理ですが。

劇団 T Factory
題名 黒いぬ
公演期間 2006/12/06-2006/12/10
作/演出 川村毅
出演 観世榮夫 、菅野菜保之、新井純、綾田俊樹、坂上二郎、笠木誠、伊澤勉、中村崇
劇場 紀伊国屋ホール(新宿)
観劇日 2006年12月9日(ソワレ)

【ストーリー】

かつて歴史の裏側で暗躍し、現代史を左右させた秘密工作員集団5人組。今は現役を引退した彼らが再集結、新たな任務か??…HPより

【感想】

客席は6割くらいの入りでした。 出演者の取り合わせ、紀伊国屋でなんとなく目に付いたポスターに惹かれていきました。

観世さんを初めとするどの舞台でも超のつくベテランとして活躍されてそうな役者さんが、5人。ヒーローものよろしく赤青黄桃緑のジャージを見せてかっこうをつけているというもの。 あまりのギャップが面白かったのですが、本物はそのポスターのインパクトを上回るできでした。

 

色々な意味で、舞台から目を離せない舞台でした。なにせ、舞台上の平均年齢や60歳を超えていたような気がします。

 

観世さんが最初に出てきた所から、笑い続けていいました。素なのか、演技なのか(演技なんだと思いますが)わからないギャグというかボケというかが各所にちりばめられています。

 

坂上二郎さんは、数年前に倒れたとお聞きして心配していたのですが、大熱演でした。ひとり芝居の部分があったのですが、大笑いで見ることができました。

 

菅野さんと新井さんのお二人が舞台全体をひっぱっていらっしゃいました。このお二人のシーンに関してはまったくもって安心してみることができていました。(逆に言うと、坂上さんと観世さんの演技については少し見ているというより見守っているという感じで見ていました)

 

全体に、スローな雰囲気でした。ちょっと見慣れない雰囲気でしたし、もっとアップテンポであればもっと楽しめたのにと思う部分もありました。(しょうがないとは思いますが)

 

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