[劇評]パンタロン同盟「パンタロンはきまくり!!」@ザ・スズナリ

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ショートコントの連続だが、出来はいいものも悪いものもありまさに玉石混交といった感じ。芸達者の出演者のアドリブが唯一の救い。でも、笑い転げた。

劇団 パンタロン同盟
題名 パンタロンはきまくり!!
公演期間 2001/07/05~2001/07/08
作・演出 パンタロン同盟
出演 ラサール石井、小宮泰孝、春風亭昇太、清水宏、ユートピアホープ
劇場 ザ・スズナリ(下北沢)
観劇日 2001年7月6日(マチネ)

ラサール石井、小宮らによるコントライブ中心の劇団というかユニット。

最近、こういうコントライブといった形式の芝居をよく見るようになったが、今回のはある意味異色だった。

というのも、コントの出来が笑っちゃうほど悪い。
コントの内容が練れてないとかそういう以前に、練習されていないのが客席にありありと伝わってくる。これほど、段取りが崩れる舞台をみたのは久しぶりだ。(セリフは忘れる、わけわかんない突っ込みをして相方を凍らせる、名前を間違える…..数え切れない)

ところが、それで笑えてしまうから不思議。結局芸達者な出演陣の素の部分がもっとも客席の笑いを誘う。
特に、清水宏が、周りに気を使っているようでいて、なかなか自分の思い通りのコントにならない苛立ちが表情にありありと見えていて面白い。コントうんぬんより、清水宏さんが一人空回りしているのを回りの出演人が楽しんでいるように思えて(実際は違うかもしれないが)、余計に笑った。
ネタとしては、辞書を使ったネタが面白かった。あれも練習をしているとは思えないネタだったし。

とはいえ、今度は是非、ちゃんとできたコントで笑わせて欲しい。二回は通用しない(と思う)

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