[劇評]ホリプロ「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」@青山劇場

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オフブロードウェイの秀作。あまり日本人がつくりそうにない怪しい感じの雰囲気がうまく出ている。当初、原色ばかりの衣装や、ものすごくデフォルメされた各々のキャラクタが少し肌に合わない感じがしたが、全体としてみれば結構楽しめる舞台であった。

劇団 ホリプロ
題名 リトル・ショップ・オブ・ホラーズ
公演期間 2005/11/03~2005/11/27
ハワード・アシュマン 演出 吉川徹
出演 山本耕史、上原多香子、越中睦(MAKOTO)、小堺一機、浦嶋りんこ、Tina、尾藤桃子、結樺健、QOMO、声の出演=和田アキ子
劇場 青山劇場(表参道)
観劇日 2005年11月27日(マチネ)

【ストーリー】

舞台は、アメリカのスラム街・スキッドロウ通りにある廃業寸前の小さな花屋。

店主ムシュニクに怒られてばかりの、気弱でさえない店員シーモアは、キュートな同僚のオードリーに想いを寄せる。しかし、彼女には、サディストで歯医者のオリンという恋人がいた。

ある日、シーモアが、偶然手に入れた奇妙な植物を店先に置いたとたん、店は大繁盛。

シーモアは、憧れのオードリーにちなんで、その植物を「オードリーⅡ(ツー)」と名づける。

しかし、その植物は、人間の“生き血”でなければ育たない人喰い植物だった!!

最初は自分の血を与えていたシーモアだったが、巨大化した腹ペコのオードリーIIに唆される。血を与えてもらう代わりに、シーモアを有名で大金持ちにしてくれるというのだ。悩みに悩んだ末、シーモアは、恋のライバル・オリンの歯科医院に向かうのだった...

以上 公式HPより

【感想】

最初に不満を述べると、山本耕史さんかっこよすぎです。

この舞台の主役シーモアはもっとこう、オタクッぽい(植物オタク)感じの人が似合うと思うのです。しかし、山本さんにはどうしても昨年大河の印象が強く、このオタクっぽい感じとは正反対なイメージが強いのです。そこらへんが最初、結構気になりました。

とはいえ、山本さんの熱演はやはりこの舞台を支えていたとは思いますが。

なんかアメリカのコミックから引っ張り出してきたような衣装やキャラクタが印象に残る舞台でした。 ただ、欲を言えば、もっと登場人物に人間味のある舞台のほうが僕の好みではあります。あまりにも単純なプロトタイプのキャラクタばかりなので、なんか見ていてイラつくことが多々ありました。

もちろん、「B級ホラー」っぽさを出すことが目的だったんだと思うので、その演出意図は成功しているわけですが…(要は、僕がB級ホラーがあまり好きではないということか…ロッキーホラーショーぐらい突き抜けてぶち壊れたキャラクタばかりならば、楽しめるのですが)

上原多香子さんはかわいいキャラクタを見事に演じてました。原色の衣装が次々に変わる彼女の姿はどれも可愛くて、ヒロインにぴったりでした。

和田アキ子さんの声と歌はぴったりですねぇ。ここからキャスティングがスタートしたのではないかと思うくらいばっちりでした。出演者というわけではないですが、最も印象に残ったかもしれません。

全体としては、かなり楽しめるものでした。ただ、もう一度見るか?といわれるとちょいと微妙です。できというよりも、完全に好みの問題ですが….(もう少し、キャラクタが描かれている方が好きというだけだと思うのですが)

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