[劇評]シティボーイズ「だめな人の前をメザシをもって移動中」@アートスフィア

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オムニバスというかコントというか落ちがあるようなないような場面の連続で構成されている舞台でありながら、笑いが絶えることはなく面白かった。また、見たい舞台ではあるが、何が面白かったのかはっきりせず、次ぎ見たときに同じように楽しめるかどうかがちょっと不安だったりする。

劇団 シティボーイズ
題名 だめな人の前をメザシをもって移動中
公演期間 2004/04/25~2004/05/05
作/演出 細川徹
出演 大竹まこと、きたろう、斉木しげる(以上三名 シティーボーイズ)、小林幸太郎、西野恭之介(以上2名チョップりん)、中村有志
劇場 アートスフィア(天王州)
観劇日 2004年5月5日(マチネ)

【ストーリー】

色々細かいコントの連続で、ストーリーというものはない。

【感想】

シティーボーイズは初見。テレビの印象が強いので、果たして舞台で面白いのか?結構不安に感じながらいった。
全体としては、コントのような、オムニバス芝居のような不思議な出来ばえで、個々の場面場面の間に何もつながりがないようでいて微妙に繋がっているという不思議な舞台だった。脚本家の細川さんの頭ん中はどうなってるんだ?
大竹まことさんの演技は、思った以上にまとも。というか、斉木しげるさんの演技とか役どころがかなりぶっとんでいて意外な印象で、その分大竹さんの演技がまともに見える。

なんとなくシティーボーイズって斉木しげるさんだけがまともな感じで、後の二人(大竹さんときたろうさん)が変な人という印象が強かったのだが….(単に見た目で判断していましたが)
中村有志さんの芸達者さはさすが、カーテンコールの場でも話されていたが女優のいない舞台で、女性っぽい役があるのをうまくこなしていた。一番、見ていて好きだったのは妙にテンションの高いうどん屋のバイトの役だった。(ちなみに、本人が一番好きだったのは、教え子と旅行に出かけようとしている大学教授(大竹まこと)の潜在意識の役らしいが….)

芸歴の問題なのでしょうがないが、チョップリンの二人は、他の出演者に比してやはりインパクトが弱く何か遠慮しているような気がした。

一番好きだったネタは、電柱を使って双六をしながら、引きこもりの息子を学校につれていく話。なんかきたろうさんが演じる父親とチョップリンのどっちか(名前と顔がとうとう一致しなかった….)とが演じる息子の関係が、妙にリアルな分、すっとんきょうな近所の人たちを演じる他の4人がめちゃくちゃ面白かった。

思ったより楽しめた舞台だったし、来年も是非見たい。ただ、今回の面白さが本当に来年も続くのかは….謎。

冷静に考えれば、考えるほど、過去の経験から面白くない要素が目白押し(オムニバスって嫌いだし、落ちのないコントようなぬるい展開も好きじゃないし….)でも、面白かったんです。本当に!

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