[劇評]BEANS「風のオルフェウス」@THEATER/TOPS

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僕にとっては未知の世界に等しい宝塚の世界が、非常にコミカルかつ物悲しい感じで描かれる。宝塚が舞台とは言え、普通の恋愛ものというかコメディとしての基本はキチンとできていて見ていてすっきりする舞台。ラサール石井さんの舞台を見るのはこれが初めてというわけではないが改めて見直してしまった作品。

劇団 BEANS
題名 風のオルフェウス
公演期間 2003/04/02-2003/04/07
作/演出 ラサール石井
出演 福島真理子,丸山優子、小林美江、木村靖司、春風亭昇太
劇場 THEATER/TOPS(新宿)
観劇日 2003年4月5日(マチネ)

【ストーリー】

宝塚のスターを影からサポートするスタッフさんと呼ばれる女性たちがいる。今回の主役の3人はそんなスタッフさんをする3人。ベテランの二人は高校卒業以来10年以上のキャリア。しかし、彼女たちが応援する真昼野ヒカルはどうもやる気がない。そこに一人の新人のスタッフさんが手伝いに来て…

【感想】

まったく芝居を知らない友達にたまに芝居に誘ってくれと頼まれることがある

この頼み簡単なようでなかなか答えるのが難しい。
三谷さんの芝居や海外ものの有名ミュージカルなら間違いないと思う一方で、それらのチケットはちょっと興味を持った程度の知り合いを誘えるほど安くないし、何よりも手に入りにくい

最近僕は、そういう時はラサールさんの芝居を推薦しようかなと思っている。
5人の役者さんの誰が特別良いというわけでもないのに、全体としての芝居の出来は非常にいい。

何か暖かい気持ちにさせていくれる芝居だった
本当に芝居を愛し、楽しんでいる人達が作っているからこそこういう風合いの芝居になるのだろう

スタッフさんという存在を取り上げたこと自体、ラサールさんの目の付け所に感心する。宝塚と小劇場は近いようで遠い存在のように思えたが、この舞台がすごくその距離を縮めてくれた。

それでいて、宝塚を知らなければわからないような芝居ではなくちゃんとしたコメディとして完成している。

BEANSの三人組のかわいさもさることながら、久しぶりにみた木村さんや昇太さん(芝居でしか見ていない、そろそろ独演会とか行こうかな)の芝居のテンポがすごくよくって時間があっという間に過ぎた。

最後にくるぞくるぞと思っていたらやっぱり宝塚的な歌唱ショーが来た。でも、あの歌の間のマンション買った云々のセリフはいらないような気がするんだけど….もっと歌唱ショーに自信をもってしっかり見せて欲しかったような気がする。

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