[劇評]PARCO「オケピ!」@青山劇場

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三度目の観劇!。気に入っている事はこれ以上書く必要がないような気がする。見るたびに完成度は上がってきており空恐ろしい限り。ただし、なぜかこの日はセリフをかむ役者が多かった気がしたが。

劇団 PARCOプロデュース
題名 オケピ!
公演期間 2003/03/07-2003/04/20
作/演出 三谷幸喜
出演 白井晃、天海祐希、戸田恵子、川平慈英、小日向文世、寺脇康文、小林隆、相島一之、温水洋一、小橋賢児、瀬戸カトリーヌ、岡田誠、布施明
劇場 青山劇場(表参道)
観劇日 2003/03/29(ソワレ)

【ストーリー】

オケピ即ちミュージカルのオーケストラピットの中の物語。妻を同じオーケストラ仲間に取られ、しかしハープの女性とちょっといい関係というコンダクターを始めミュージカルの開幕直前から閉幕までの間に巻き起こるオーケストラピットの中での人間模様。

【感想】

岡田さんの歌唱力は、今回非常に心を動かされた。第二幕最初の曲は、彼一人の歌唱力が、他の4人(相島さん、小日向さん、瀬戸さん、温水さん)を圧倒していた。彼の存在感及びこのミュージカルに彼が欠かせない存在であることをすごく感じた。
演技力は、いまいち他の人を圧倒するパワーはないが、歌唱力では布施さんにつぐ存在感がある。
彼に限らず、全体に余裕が出てきて遊ぶ余裕が出てきたのか、アドリブっぽいセリフや動きが増えた気がする。今はまだ心地よいレベルだが、これがこのままエスカレートするとうるさくなるかもしれない。残念ながらそれを確認に行くことはできないが。

今回は、たまたま2階席から俯瞰して見ることができた。
照明のかっこよさもこの芝居のすごさかもしれない。基本的には、暗い場所のはずのオケピが舞台だということを考えると、暗いシーンにスポットを多用という今回の照明は雰囲気が出ていてすごくいいと感じた。普通に考えるととても暗いシーンでのっぺりしたものになってしまいそうなのに。

俯瞰して見ていてもうひとつ気づいたことがある。本物のオケピにいる服部さんの指揮台の上にかわいい猿のぬいぐるみがあった。俺たちはサルじゃないってことかなぁ。

さすがに三回も見るとミュージカルナンバーが耳から離れない。オケピ病から回復の日は遠いような気がする。

[劇評]PARCO「オケピ!」@青山劇場

[劇評]PARCO「オケピ!」@青山劇場

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