[書評]浅水信彦「李信伝異聞」

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↑でも、紹介した漫画キングダムにどっぷりハマっております。何回も読みなおす程のはまりよう。それで、歴史上の人物である李信に興味を持ってこの本に行き当たりました。

李信の生涯と秦による中華統一、そして崩壊と漢帝国の成立までを淡々と語られています。

李信は、匈奴の将軍がゆえあって趙の民に身をやつしていた李善という大男の息子で、父親譲りの巨体と弓術を武器に、秦の中で将軍へとなっていきます。

羌瘣も、楊端和もひょんなことから李信と知り合い、義兄弟の好をむすび、ともに秦を支えていきます。

 

キングダムとは違う設定ですが、これはこれで楽しめました。

何よりも、李信が1歳から65歳までを一気に語られていて、一冊で終わるという意味ではこの時代の事をイメージするにはちょうどよい作品でした。これを読んで、つくづく思ったのは、キングダムの時代と「項羽と劉邦」の時代は、とても密接につながっている時代だということでした。読んでいるとキングダムの登場人物ばかりでなく、項羽と劉邦の時代の有名人が次々に出てきます。

その辺の出生の秘密とか、すぐ義兄弟になってしまうとか、若干安直なストーリー展開な感じもありました。また、個々のエピソードがあまりにもあっさりしていて、拍子抜けするところもありました。(キングダムで2年位かかってやった春申君率いる合従軍の話が2ページくらいでおわっちゃうし)

が、その分、この辺の時代を俯瞰して理解することができて、キングダムを読む楽しみがまた増した気がしました。

 

よくよく調べてみると、この本はキングダムを読んで触発された本職が作家ではない方が書いた自費出版で出版された本だったのですね。、詳しい事は、↓のブログに詳しく書いてありました。

中国歴史小説「李信伝異聞」

アマゾンでは、入荷未定で、僕もマーケットプレイスで購入しましたが、もしかしたらきちんと注文して入荷を待ったほうがよかったのかなぁと思いました。

 

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