僕も審査員を務めたことのある池袋演劇祭受賞作品が発表されました。常連的な劇団も名を連ねている一方で、おぉぉこの劇団かという顔ぶれもあり今年も記憶しておきたい劇団を多く知ることができました
目次
池袋演劇祭とは
数ある演劇祭の中でも特異なのは、その審査員の選出方法と審査方法です
審査員は、公募され一般市民が応募すれば、審査員になれます(それで、僕も2016,2017の二年連続審査員となったことがあります)
一方で、参加団体についても審査はなく対象期間中に池袋の周辺の劇場で公演をすること以外にコレと行った条件はありません
審査員は、予め割り当てられた劇団(4~5劇団)の公演を観劇した上で、得点をつけて集計の上賞が決定されます
そのため、参加劇団も非常に多岐に渡りますし、私自身審査員をした2年ではそれまで見たこともなかった面白い劇団に出会うことができる貴重な体験をしました
また、大賞の劇団は、賞金だけでなく翌年の演劇祭期間において区内の公共ホールでの公演時の利用料が減免される制度もあり、劇団にとっても名前が売れるチャンスになる演劇祭だと思います
以下の受賞作品は、公式ページである以下のページを参考にしました
今年は、50団体が参加したそうです
大賞(対象は1劇団)
電動夏子安置システム
電動夏子安置システム「ベンジャミンの教室」@アトリエファンファーレ東池袋
私自身は、この劇団のお芝居は見たことがないのですが、大森ヒロシプロデュース公演によく出演されていたなしお成さんの所属劇団ということで名前は知っていました。
結構、前から存在をしっている劇団ということで驚きはありませんが、嬉しいニュースですね
残念ながら、演劇感想文リンクには、今回の公演の感想は掲載できていませんが、電動夏子安置システムの他の公演の感想は以下のページからご覧いただけます
優秀賞(対象は2劇団)
イマノカゲキ「みんなのお葬式」
イマノカゲキ「みんなのお葬式」@シアターグリーンBASEシアター
まったく知らない劇団でした(演劇感想文リンクにも載っていない)
ラビット番長「カチナシ!」
ラビット番長「カチナシ!」@シアターグリーンBoxInBoxシアター
ラビット番長は、私が池袋演劇祭を初めて知った頃も含めわりと何度も演劇祭で名前を聞く劇団です
演劇感想文リンクでも、以下のリンクで劇評を読んで頂くことができます やっとorz
その他のラビット番長の舞台の劇評は以下のリンクで読んで頂くことができます
豊島区長賞(対象は1劇団)
東京ハイビーム「ホスピタル」@コフレリオ新宿シアター
東京ハイビーム「ホスピタル」@コフレリオ新宿シアター
これまた私の知らない劇団でした。( しかもまた演劇感想文リンクに載っていない…)
うーん、未知の劇団はまだまだ多いなぁ。
舞台芸術振興会賞(対象は1劇団)
外組「ひずみや」
外組「ひずみや」@アトリエファンファーレ東池袋
これまた(以下略)
みらい館大明賞(対象は1劇団)
劇団レトロノート「真新しい夜の風」
劇団レトロノート「真新しい夜の風」@アトリエファンファーレ東池袋
劇団としては、演劇感想文リンクに載っています。
残念ながら今回の公演は、演劇感想文リンクには劇評は載っていません
豊島区町会連合会会長賞(対象は1劇団)
劇団バター猫のパラドックス「二進法の彼女・二進法の彼氏」
劇団バター猫のパラドックス「二進法の彼女・二進法の彼氏」@コフレリオ新宿シアター
やっと僕も知っている、見たことのある劇団が登場してきました!
この劇団は、僕が2016年に池袋演劇祭のときに出会った劇団です。小さな劇場で行っている座組でありながら、プロジェクションマッピングを活用した舞台にかなり見ごたえがありました。題名からして当時見た舞台の改訂版のようです
ぼくが見たのは、2016年の以下の舞台です
ちなみに演劇感想文リンクに劇評がのっているのも上記の一作品のみです
豊島区観光協会賞(対象は1劇団)
Prelude「ここハ東京、ユメのなか」
Prelude「ここハ東京、ユメのなか」@シアター風姿花伝
これまた(以下略)
豊島新聞社賞(対象は1劇団)
劇団ヨロタミ「純愛協想曲」
劇団ヨロタミ「純愛協想曲」@萬劇場
かつて池袋演劇祭の審査員をしていたときに名前を聞いたことがある劇団で、(多分)常連ですが、僕は未見です
演劇感想文リンクにも記載がありません
としまテレビ賞(対象は1劇団)
ルミエールシアター舞台制作研究社「走り出せ!スピードスター」
ルミエールシアター舞台制作研究社「走り出せ!スピードスター」@シアターグリーンBASE THEATER
これまた(以下略)
三浦大四郎記念賞(対象は1劇団)
テンナイン「A CRIME」
テンナイン「A CRIME」@萬劇場
これまた(以下略)
まだまだ知らない劇団は多い
演劇感想文リンクなんてサイトをやっていると結構東京にある劇団くらいは網羅して知っている気になっていましたが、こういう演劇賞の記事を書くといつも、東京の劇団の多さに驚きます
出会えていない面白い劇団に出会うため、こういう演劇祭にもっと足を運ぶべきだろうなとしばし反省しました
以上 第31回池袋演劇祭の受賞劇団についての記事でした
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