劇場の2016年問題とは何か?

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■〇〇年問題という言葉の走りは?

間違いなく2000年問題として騒がれたコンピュータの誤作動問題でしょう。
意味もなく、年末年始に緊急連絡網の端っこに入れられて、年末年始に完全なお正月気分なれず、中途半端な気分で過ごした日々が昨日のようです。(ため息)
あれからいろんな物に(少々使いすぎなくらい)〇〇年問題というのがあることになっていて、辟易としていたこともあり、身近な演劇界に影響のあるこの問題を知ったのは、今年に入ってからでした

■劇場が60,000席分消えてしまう?

エンタメ界隈の2016年問題としてライブ会場とかの問題として取り上げられていることが多いのですが、こちらのサイト「演劇もライブもバレエも大変?『2016年問題』とは」では、演劇界への影響がかかれています。
以下のような名だたる劇場が昨年から今年に掛けて閉館あるいは改装に入るってんで、騒がれているというのが真相のようです

2015年までに閉鎖

  • SHIBUYA-AX – 2014年に閉鎖
  • 国立競技場(国立霞ヶ丘陸上競技場→新国立競技場) – 2014年から2020年にかけて建て替えのため閉鎖
  • 青山劇場/青山円形劇場 – 2015年1月に閉鎖(1200人)
  • 津田ホール – 2015年3月に閉鎖(490人)
  • 日本青年館 – 2015年3月に移転のため閉鎖、再開は2017年夏以降(1360人)
  • 五反田ゆうぽうと – 2015年9月に閉鎖(1803人)
  • 渋谷公会堂 – 2015年10月閉鎖、再開は2018年度以降

2016年以降で閉鎖予定

  • さいたまスーパーアリーナ – 2016年2月から3ヶ月間、改修のため閉鎖予定(37000人)
  • PARCO劇場-2016年中に改修のために閉鎖予定(458人)
  • 横浜アリーナ – 2016年1月 – 2016年6月、改修のため閉鎖予定(17000人)
  • 日本武道館 – 改修予定(時期未定)
  • 東京国際フォーラム – A/Cは2016年ごろ改装予定
  • 日比谷公会堂 – 2016年から改修工事のため長期間閉鎖、再開は2020年以降(2074人)

※カッコ内は、座席数

■確かに「痛い!」劇場はある。

青山劇場、青山円形劇場、それにPARCO劇場あたりはかなり痛いなぁとも思います。
演劇感想文リンクの現時点(2016年1月9日)の登録されている公演は、13,595件。そのうち、青山円形劇場は207件、PARCOは196件とダントツの公演が行われています。そんな劇場が閉鎖(PARCOは一時的なものですが)になるのは、演劇ファンとしてはちょっと心配になります。

一方で、国立競技場とかさいたまスーパーアリーナといわれてもピンと来ません。
ただ、そういう大箱が使えない事によって、少し小さいホールにそういうところでやるアーチストが活動の場を移し、玉突きで小さなホールまで不足に陥るということはあるのかもしれません。
でも、耐震面の課題があったり、将来のリニュアルオープンに向けての改装を辞めてくれというわけにもいきません。

■逆風を順風に変えるには

僕自身、この状況をあまり心配していません。というか、ちょっと楽しみだったりします。

こういう時こそ、面白い舞台に出会えるような気がするのです

■劇場から飛び出せ!

演劇はもっと自由で、色々な空間で演じられるものなんだと思います。僕の好きな新宿梁山泊や唐組のようなテント芝居もそうですし、中野光座のような廃映画館などもゾクゾクします

僕にとって劇場は、異空間です。演劇専用に作られた空間(劇場)でしか演劇が見られないのは、少し哀しいです
こういう時こそ、特に演劇は、新しい作品世界を求めて街に飛び出してほしいです。テント芝居もありだし(歌舞伎だって、テントでやったことありましたよね)、第七病棟のように廃屋や廃映画館のようなところで公演を企画してほしいなぁと思います。(別に音楽ライブとかでもいいとは思いますが、音響機材とか騒音問題とか考えると演劇が一番そういうのをやりやすいのではないでしょうか?)

勿論、制作面での大変さはすごくよく分かっているつもりですが。そういう挑戦的な舞台に今年は出会いたいと考えています。

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