iPhone7Plusでは、電子書籍の読み方がそれ以前で大きく変わりました。従来は、別のAndroidタブレット(Asus)と携帯(iPhone6)を両方持っていて、メールとかは、携帯を利用する一方で、電子書籍は、タブレットを使って読んでいました。今は、iPhoen7Plusのサイズであれば、書籍を読むのもギリギリ(苦笑)苦労がなく、携帯電話のみを持って外出することが多くなりました。
ギガモンスター契約で、月20GBまでデータダウンロードの上限を気にしなくて良くなりましたし、iPhoneも128GBのものにしたので、ディスク残量の方もきになりません。これで、iPhoneを電子書籍を読むメイン端末にするいいきっかけになりました。
2018/5/2更新 一部機能面のアップデートを赤字で記載しました
ビジネス書に絞った比較記事は以下です
漫画に絞った比較記事は以下です
目次
全6アプリを比較検証
後述する事情で、今僕はiPhoneに6つの電子書籍アプリを入れています。今、これら6つのアプリを使ってみてのメリット/デメリットをあげていきたいと思います。
No. | アプリ名 | 提供会社 |
---|---|---|
1 | Reader(Sony) | ソニー |
2 | Kinoppy | 紀伊國屋書店 |
3 | ebiReader | eBook Japan |
4 | kindle | amazon |
5 | 楽天kobo | 楽天株式会社 |
6 | iBooks | Apple |
電子書籍の値段
通常の書籍では、定価が決まっていて書店によって価格が異なるということがありませんが、電子書籍では価格はまちまち。セールやポイント還元等を考えて、ざっくりとですが、ランキングすると以下のような感じだと思います。
1位 kindle(amazon)
kindle unlimitedもありますし、セールもちょくちょくやっています。うまく使えば、かなり書籍代を抑える事ができます。ただ、読みたい本に限って、unlimitedの対象外だったり、セールに乗らなかったりします。どっちかというと、暇つぶしに面白そうな本をセール対象などから見つけるという姿勢が必要です。
2位 楽天kobo
常に楽天ポイントが20倍とかなっていたりしますし、何冊か買うことを条件としたクーポンがちょくちょくもらえるので、安い本を探して読むというよりも、読みたい本を選んで買うという目的の場合は、こっちの方が安く買える気がします。1位/2位の差は僅差だと思います。
3位 Reader(Sony)、ebiBookReader(同立)
セールやポイント還元もあるのですが、kindleや楽天koboほどの破壊力はありません。時々チェックして、欲しい本が安ければ買うといった感じの使い方だと思います。
4位 Kinoppy,iBooks
実は、(iPhone/iPad等 Apple製品で買う限りに置いては)この2社で本を買うのは高くなってしまいます。例えば、今話題で、ちょうど僕が読んでいる早川書房の「ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン」は、上記4社(amazon,kindle,Reader(Sony),ebiBookReader)では、680円で買えますが、Kinoppy,iBooksでは、740円で買うことになります。
これは、後述する電子書籍購入の利便性との相関になるのですが、アプリ内課金にAppleが、課金をしている為です
その為、kinoppyは、Android版を使えば、他のアプリ同様の価格で購入できます
電子書籍購入の利便性
1位 kinoppy
アプリ開いてから、書籍を購入するまでのアクション数が一番少ないアプリだと思います。また、Android版などもあり、本当に思い立ったら、購入可能です。
2位 iBooks
アップル謹製の電子書籍は、当然ながらiPhoneで買うのは非常に簡単です。一方で、他のデバイスではこのストアで買った本は読めません。他のデバイス(マック含む)で、購入して転送しておくことが出来ないのは、利便性という意味ではkinoppyにちょっと劣ります。
3位 kindle
1位、2位に比べると三位以下は一度ウェブページを開かないと買えないというディスアドバンテージがありますが、アマゾンは、購入のためのステップが少ない為、買いやすいと感じます。一度購入すると、ログインをあまり度々求めてこない所にその辺の理由があります
4位 ebiReader
元々、漫画の蔵書が多い書店ということもあり、僕の保有する漫画の八割方は、この書店で買っています。漫画の場合、読み終わるとそこからワンクリックで、次巻を購入するページがブラウザで開く機能は秀逸です。新たに買うときは5位以下と同様にブラウザで一から探す必要がありますが、続編が買いやすいというのが、いいです
iphone版の場合、続きが購入できるページに翔ぶというのはありません。保有していない場合は、単に「続きを保有していません」とだけ表示されますので、ブラウザで購入する必要があります(Android版とごっちゃになってしまっていました)
ただ、続編を持っていればワンクリックで続編に翔ぶのは変わりません。他の書籍に比べて、シリーズ物(主に漫画)を読む際には、この機能はやはり秀逸だと思います。
この漫画を読み終えたら、次の巻を開く機能は、その後、SonyReader/Kinoppy/koboにも機能追加されました
5位 楽天kobo
読んでいる本に関連したおすすめまで表示されるにも関わらず、ブラウザ立ち上げないと買えないあたりが、面倒です。
6位 Sony Reader
専用のリーダーの発売がないからか、イマイチストアに力が入ってない感があり、検索の仕方等少しだけ使いにくさを、感じます。アプリとの連動性もほぼありません
その他機能の特徴
最初の順番にそって、その他機能の特徴を以下に記載します。
1.SonyReader
良くも悪くも、私にとっては最初の電子書籍なので、使い勝手の基準はこのアプリに依存していますが、この後に紹介する他のアプリに比べて、正直良くも悪くも特徴がありません。
2.Kinoppy
他のアプリにない特徴として、さっと指を画面上で横にスワイプすると、ページがパラパラと一気に複数ページに渡ってめくれます。他のアプリが、スライダー上でページの行き来をコントロールするのに比べてより紙の本に近い触感を狙っているのかもしれません。が、僕にとってはこの機能百害あって一理なき機能で、うっかり早めのスワイプで自分の読んだ場所がわからなくなること多数。できれば、オプションとかでこの機能がオフにできればよいのですが
現在は、オプションでページめくりの方法が変えられるようになりました
3.ebiReader
特筆すべきは、購入にしろ新端末への移行時にしろ、クラウド上のデータをダウンロードして読む際に、「ダウンロードしながら読む」オプションがあります。このため、電子書籍購入後、他のアプリの中ではこのebiReaderアプリが最短時間で読み始めることができます
上にも書きましたが、この漫画を読み終えたら、次の巻を開く機能は、その後、SonyReader/Kinoppy/koboにも機能追加されました
また、無料書籍としての漫画の量は多く、無料マンガをこの書店で買ってそれきっかけで読み始めることが多いです。この記事を最初に書いた2016年末から現在までも、そういったきっかけでこの書店で買う漫画は多いです。
4.kindle
これに関しては、特筆すべきは、ハイライトした行を後からPC上で確認できるのが便利です→ https://kindle.amazon.co.jp/your_highlights
書評を書こうとした場合に、他のアプリだと気になった所を抜書きする際はプリミティブにそのハイライト(色付け)した行をみながら打ち直すしかないが、kindleに限れば、上記ハイライトのページから、コピペが可能です。がっつり書評を書こうとしている本はあらかじめkindleで購入するようにしています。
5.iBooks
この特徴は、簡単です。iPhone/iPad以外で本が読めません。全ての電子書籍ストアに共通しますが、一度本を買ったら、そのアプリでしか読めないので、iBooksで本を買うことは、将来に渡ってApple製品を持ち続ける事を決断する必要があります。実は、僕自身、iBooksでは漫画1シリーズのみしか買ったことはありません。
6.楽天Kobo
実は、一番最後に使い始めた電子書籍アプリです。元々、Koboストアは蔵書が少ないという偏見があって当初はまったく使う気がありませんでした。今は、蔵書については大分改善されたようで、利用を始めたのですが、思わぬ特徴的な仕様がありました。
漫画を読むときに、台詞の場所を長押しすると台詞が拡大される機能!
老眼が始まっている僕には、とても有り難い機能です。漫画は今後、楽天で買おうと思っています。(それだけか?)
こんなにたくさんアプリを使っている理由。
kindleがまだ日本で電子書籍販売を始める前に、Sony Reader(PRSシリーズ)を購入したのですが、当初機能としてあった外でも本が購入できる機能がなくなり、多機能なタブレット端末(iPad/Nexus)に乗り換えました。Sony Reader端末で購入できる書店は、Readerストア/紀伊国屋のKinoppyのみでしたので、その二つの書店で当初は買っていました。しかも、iPadでは、当初Sony Readerアプリがなく、他の書店アプリを利用していました。その頃に、ebiBookReaderとか、ようやく日本で電子書籍ストアを始めたkindleを利用し始めました。今や、各書店に各々購入した本があり今やどのアプリもやめられなくなってしまいましたorz
まとめ
正直、今から初めて電子書籍にチャレンジするならば、どこかの電子書籍ストアに揃えるのがおすすめです。(そうしないとどこで本を買ったのかわからなくなる)
結局、値段の安さ(Unlimitedなど含む)とhighlight機能を優先で、Kindleで通常書籍を買うことは増えました。特に、書評を書きたいと想うような注目書籍は、highlightしておけば、ブログを書く際にパソコンからそのhighlightsを参照できるのは便利です
ただ、漫画はその読みやすさを優先して未だにebookJapanでの新規のシリーズも購入してしまいます。(Koboの漫画の台詞枠拡大機能は、しばらく使った上で使いづらくて、あまり活用しなくなってしまいました)。
ポイントや◯◯%オフクーポンは魅力的で、書評を書くつもりのない小説系は、koboで購入しています
他の3アプリ(iBook,Kinoppy,Reader(Sony)は、最近新しい書籍を購入していません(既にそのアプリで購入済みの漫画の続編を除く)
以上 iPhone7Plusにおける電子書籍アプリの比較記事でした
2018/4/1追記
ビジネス書に限った使い勝手のアプリランキング記事を書きました。以下もよかったら読んでいってください
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