[劇評]こまつ座「円生と志ん生」@紀伊国屋サザンシアター(新宿)
こまつ座による「円生と志ん生」の10年ぶりの再演。志ん生をラサール石井さんがやるというキャスティングの魅力は、想定以上の出来。ラサール石井さんがあんなに落語チックなしゃべりが出来るとは。前回印象が弱かった女性キャストも印…
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2017.09.10 清角克由
こまつ座による「円生と志ん生」の10年ぶりの再演。志ん生をラサール石井さんがやるというキャスティングの魅力は、想定以上の出来。ラサール石井さんがあんなに落語チックなしゃべりが出来るとは。前回印象が弱かった女性キャストも印…
2017.09.07 清角克由
三ツ星キッチンの舞台「Victory〜OLたちの忠臣蔵」は、ポスターのビジュアルもあってなんか色物の中途はんぱな出来を想像してしまっていました。ところが、歌や音楽の完成度、役者さんの力量は高くちゃんとしたコメディミュージ…
2017.08.20 清角克由
南米アルゼンチン発のパフォーマンスは、日本にインスパイアされた作品。出演者もほとんど日本人ということで、もっと日本化されていることを想像していたいたが、日本っぽいけど日本人が絶対に作らない(作れない)興奮のパフォーマンス…
2017.08.12 清角克由
小栗旬さんの初ミュージカルかつ主演舞台は、劇作だけでなく映像作家としても名高い福田雄一さんの作品。ミュージカルの常識を全て無視した破天荒な作りながら、完全にコメディミュージカルとして成立していて、終わった後に幸せな気分に…
2017.07.24 清角克由
今までの「髑髏城の七人」とは違う「花のない」捨之介が、特別な「髑髏城の七人」を作り上げていました。7年前に見たキャストも当然ながら進化を遂げており、何度見ても面白いこの物語のすごさを再実感。劇場のスケールも度肝を抜く規模…
2017.07.18 清角克由
何もかもが上手くいかないディストビアでの物語。確かに、話の構成に巧みさを感じるものの芝居の面白さが伝わってこないまま終わってしまった。 開幕/閉幕時のアメコミキャラクターらしき人たちのダンスも中途半端な感じがしてしまった…
2017.06.18 清角克由
平成と年号が変わってから、毎年公演をして早29回目。いつものマンネリのネタを小さくつなぐショートコント集は安定の面白さ。目新しさがないのに笑える。久しぶりに復活のまいど豊さんのテンションがおかしい 劇団 花組エクスプレス…
2017.06.11 清角克由
共謀罪を扱ったコメディ作品。深掘りされた舞台を期待していったが、国会で論戦されている際の、野党の質問をそのまま物語化したような話で、正直肩透かし。番外公演ということで、70分ほどのギャラリー公演ということで、軽い作品にし…
2017.05.27 清角克由
骨太の歴史劇にして群衆劇。群衆劇にありがちなのっぺりとした人物像ではなく、個別の登場人物がしっかりと描かれ、自分自身が革命の中に巻き込まれるような眩惑にとらわれる。独特の没入感に、時間を忘れたものの、2時間10分という長…
2017.04.24 清角克由
3時間を超えるハムレットは、長さを感じさせない傑作舞台。過去にあまり例を見ない少人数編成も、個々の役が十分に掘り下げられており、様々な解釈を考えさせられました。外国人の演出ながら、全般に日本とか東洋を感じさせる舞台でした…