[劇評]フィリップ・ジャンティ・カンパニー「STOWAWAYS 密航者」@PARCO劇場

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劇団 フィリップ・ジャンティ・カンパニー
題名 STOWAWAYS 密航者
公演期間 2000/08/05〜2000/08/13
フィリップ・ジャンティ 演出 フィリップ・ジャンティ
出演
劇場 PARCO劇場(渋谷)
観劇日 2000年8月6日

ダンスとかパフォーマンスの良さは、言葉を喋らない(喋ることもあるけど)分、世界各国どこででも通じちゃうところでしょうね。フランスのカンパニーなんで当然、科白(たまにある)はフランス語なのですが、何も理解しなくても十分に楽しめる舞台です。(逆もまたしかりで、清角一押しの日本のダンスカンパニーであるH アール カオスはただ今北米ツアー中。大絶賛の嵐らしい….今井雅之さんの「Winds of Gods」がニューヨークで劇場がらがらだったという噂(真偽は明らかではないが)を聞くと、ダンスの方が国境がないなぁとつくづく感じてしまうのでした。)

ジャンティは、日本の人形浄瑠璃にすごく影響を受けたとかで、舞台上の人形が、人間と同じくらい重要な役割を果たします。しかも、さっきまで椅子に坐っていた人が人間だったはずなのに、次の瞬間人形に変わっていたり/その逆だったり…ストーリーを追うのではなく、その時その時の舞台上の美しさを追うと言う意味では、芝居を見始めた頃の遊眠社の舞台を見ているような感じで、いつも見ています。

今回で、このカンパニーを見に行くのは3回目。だいたい2年に一度くらい来日しているみたいですね。

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