[劇評]芝居屋風雷紡「服部!」@シアターシャイン

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30代とユニコーンの曲をテーマにしたオムニバス形式の4連作。役者の出来不出来が非常にはっきりしており、芝居の出来も作品によって大きく異なりました。意味不明の長い休憩時間は理解に苦しみました。いっきにやればいいのに。

劇団 芝居屋風雷紡
題名 服部!
公演期間 2008/08/13〜2008/08/17
早川あゆ/福多葵/中村暢明(JACROW)/吉水恭子 演出 福多葵/中村暢明(JACROW)/吉水恭子
出演 山村鉄平、なおみタンクローリー、谷合りえ子、吉水恭子、横須賀啓子、能地貴之、加藤淳洋、松尾美香
劇場 シアターシャイン(南阿佐ヶ谷)
観劇日 2008年8月17日(マチネ)

【ストーリー】

30代を描きたいと言うことでユニコーンの「スターな男」「甘い乳房」「おかしな二人」「自転車泥棒」をタイトルにしたオムニバス。

 

【感想】

全体としては、お友達向け芝居という感じが否めない芝居でした。オムニバスであまりうまくいった例がおもいつかないので、そもそもオムニバスという形式だった時点で、かなり期待値は下がっていましたが、ある意味期待どおりのできでした。

 

それにしても、前半の2作品の出来はよくなかったように思います。突然踊りだすし、話は荒唐無稽な上にこじつけが多く、役者も何言ってんだか分からない人が多数出てくるわで….休憩時間に帰ってしまうところでした。

 

全体を見て気づいたのは、後半の作品の方が出来がよく前半だけで評価するのはもったいないということ。

 

なのに、どういう理由か、前半と後半(劇団はA面/B面といっていたが)の間に45分近い休憩時間があった。なんだ?何でだ?わざわざ客を帰そうというつもりなのか?

 

最後の作品「自転車泥棒」はサイコな感じもあって割りと好きな話でした。でも、全体の説明をし終わった後で、再度そのシーンを見せなおすというのはいただけない。余韻を残して、観客の想像に任せても良かったのではないかと思いました。

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