[劇評]文学座「ダウトDOUBT-疑いをめぐる寓話-」@吉祥寺シアター

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少人数ですが、長い台詞を感情を抑えかつ印象的に演じられることもあり、濃密な芝居という後味を感じました。

劇団 文学座
題名 ダウトDOUBT -疑いをめぐる寓話-
公演期間 2008/04/11~2008/04/22
ジョン・パトリック・シャンリィ 演出 望月順吉
出演 清水明彦、寺田路恵、渋谷はるか、山本道子
劇場 吉祥寺シアター(吉祥寺)
観劇日 2008年4月12日(ソワレ)

【ストーリー】

舞台は1964年のN・Yブロンクスにあるミッション・スクール。厳格な校長シスター・アロイシスが、情熱的で活発な教師フリン神父と学校初の黒人男子生徒との間に抱いた「疑い」についての濃密な会話劇です。“密室”での出来事は本当だったのか? 若くて素直な新人教師であるシスター・ジェームスを通して、観客は「疑い」を体験し、フリン神父は白なのか黒なのか、観客ははっきりしないままに劇場を出ることになります。(文学座HPより)

【感想】

見た後で知ったのですが、ジョン・パトリック・シャンリィの作品。シャンリィと言えば「ダニーと紺碧の海」で、大感動した作家。道理で台詞がズバズバ、心に響いてくるはずだ。

「ダニー~」は、恋愛物でしたが今回は社会派。日本人の我々からするとちょっと想像が難しいミッション・スクールが舞台ですが、題名の通り「疑い」についての寓話的な話でした。

「小児虐待」があるのではないかと執拗に「疑う」女性校長の四角四面な感じと、人気教師(であり神父)から虐待を受けているかもしれない少年の母親のざっくばらんで現実的な感じの対比が凄く面白かったです。

あくまでもフィクションとしてみていましたが、偶々見ていたABCのニュースで司教による小児虐待を渡米中のローマ教皇に訴える両親のドキュメントやってました。

この作品そのものはフィクションだと思いますが、聖職者によるこういう事件については、アメリカの中では隠れた大問題なのかもしれません。

[劇評]楽SecondStage「ダニーと紺碧の海」@STスポット

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