大河ドラマ「真田丸」大阪編を振り返る

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大河ドラマ 真田丸が、面白いです。こんなにちゃんと大河を見ているのは久しぶりな気がします。

上田編が終わった後の豊臣政権時代を扱ったところも、三谷さん流が貫かれているというか、超高速関ヶ原の合戦など今までの大河とは違った脚本、演出に目を離せません。

目次

■戦国武将は、小劇場俳優ばかり?

特に、今回は真田家目線で話が進むせいか、有名戦国武将の出番が思ったほど多くありません。そのせいか、そういった武将役に三谷幸喜さんの出身の小劇場の世界からたくさんの役者さんがキャスティングされています。

豊臣秀吉の小日向文世さんは、言わずと知れた自由劇場出身の俳優さんです。飄々とした小日向さんと豊臣秀吉の人物像がいまいち一致していなかったのですが、大阪編が終わってみれば今までの秀吉役の中でもっともフィットしていたように思います。

弟の秀長役は、千葉哲也さん。舞台でもどっしりした役が多いですが、今回の秀長役も、重みのある役でハマっていました。

伊達政宗役は、ジョビジョバに居た長谷川朝晴さん。あまりの軽さにびっくりしましたが、胸に秘めるものを真田信繁役の堺雅人さんに語るあたりの演技はさすがですね。ずんだ餅を創るシーンに出てくる部下の片倉景綱役は、何度も舞台で見たことのあるヨシダ朝(吉田朝)さんが出てきてびっくりしました。

四国の雄、長宗我部元親は、三谷さんの舞台には欠かせない阿南健治さんでした。豪快な感じですが、なんかこっちも軽く見えてしまうのは…舞台でみた印象に引きずられているかもしれません。

中国を収めていた毛利輝元は、文学座の浅地直樹さん。文学座の小林勝也さんも、前田利家役で出演していました。あまりちゃんと意識していませんでしたが、文学座の方はたくさん出ている気がします。(五奉行の一人長束正家も、木津誠之さんでしたし)

■大阪城の豊臣家に使える人たちも見知った人が。

茶々に使える大蔵卿局は、ナイロン100℃の峯村リエさんでした。すごく生真面目な役で、ぱっとはわかりませんでしたが、独特の雰囲気でした。

片桐且元は、これまた、三谷さんの舞台には欠かせない小林隆さんでした。大阪編のキーマンですが、片桐且元の運命もこの後、悲劇ですし、今後の大河も見逃せないですね。(そういうのぴったりの役者さんですし)

石田三成役の山本耕史さんも、舞台でよく見る俳優さんですが、側近島左近を演じていたのはペンギンプルペイルパイルズの玉置孝匡さんでした。どこかで、見たなと思いつつとっさには気づきませんでした。

堺雅人さんと共に、秀吉に使える平野長泰役の近藤芳正さんも、お調子者で気が弱い感じがでています。

大阪編の悲劇の主人公の一人豊臣秀次を演じた新納慎也さんは、恐れを知らぬ川上音二郎一座にも出ていた舞台俳優さんでした。気の弱い秀次像は、これまた印象に残る演技でした。

■その他、一話限りの出演者にも見知った顔が。

大河なのに、一話完結のミステリー調だった「前兆」では、僧侶役で中野英樹さん、門番役にはヨーロッパ企画本多力さんが出ていましたし、別の回では浅野幸長役には、斎藤マッチュさんなど出演していました。こういうのを見つけると嬉しいもんですね。

■九度山の暮らしを破る使者は…

前田全登は、宇喜多家に仕えるキリシタンです。先週末に、平穏な生活に慣れた真田信繁を迎えにきました。この重要な役を演じてるのは宇宙レコード小林顕作さんでした。

この後も、更に重要な役になっていくんじゃないかと思います。

 

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