[戯曲賞]第63回岸田戯曲賞は、松原俊太郎さんの「山山」に決定

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2019/1/24に最終候補作が発表された第63回岸田戯曲賞ですが、ついに受賞作が発表されました
候補作には、自分が見た作品も入っていたので、発表を楽しみにしていたので、記事にしたいと思います

目次

第63回岸田戯曲賞の受賞作は、松原俊太郎さんの「山山」

以下の白水社のサイトに発表されています

[選考委員のコメント]
圧倒的に強い言葉をたたみかけ、われわれの置かれた現実を演劇的に抽象化していくパワーを持つ松原氏に衝撃を受けました。選考会で意見は割れましたが、わたしは、この人はすごいな、適わないな、と思いました。彼の言葉によって牽引される日本の演劇の来たるべき新時代を期待しています。(岡田利規

残念ながら、私が見た作品ではありませんでしたorz(私の見た作品は後述)

上記を見ると絶賛ではありますが、意見が割れたとの言葉もあり接戦だったのかもしれません

最終候補作(上演日順)

以下の白水社のサイトに発表されています

白水社のホームページでは、最終候補作は作者の50音順になっていますが、演劇感想文リンクの情報を元に上演日順に並べてみたいと思います

山田百次さん「郷愁の丘ロマントピア」(2018/1上演)

青年団リンクホエイの上演作。

松原俊太郎さん「山々」(2018/6上演)

地点の上演作。神奈川芸術劇場で上演された作品です(神奈川が遠い…)

坂元裕二さん「またここか」(2018/9上演)

小泉今日子さんが主宰の劇団明後日の上演作品。坂本さんは、テレビ畑の方で、戯曲の作は珍しいのかな。演劇感想文リンクには、この1作しかありません

松村翔子さん「反復と循環に付随するぼんやりの冒険」(2018/9上演)

演劇屋 モメラスの上演作。松村さんの作品も、モメラスの作品も演劇感想文リンクにあるのに、この作品についてだけは、演劇感想文リンクにありません(哀)

瀬戸山美咲さん「わたし、と戦争」(2018/10上演)

流山児☆事務所の上演作品。瀬戸山さんは様々な演劇賞で見ますし、私も演出作品ですが昨年一作品見ました。注目の女性劇作家/演出家さんですね…が、この作品まさかの演劇感想文リンクに感想がありません…

詩森ろばさん「アトムが来た日」(2018/12上演)

serial numberの上演作。後述の月刊根本宗子の公演日とほぼ重なっており、断念しましたが気になる作品でした

根本宗子さん「愛犬ポリーの死、そして家族の話」(2018/12上演)

月刊根本宗子の上演作。私はこの作品を見に行きました!!

私の感想は以下です

古川日出男さん「ローマ帝国の三島由紀夫」(未上演)

まさかの未上演なのに、最終候補。いや、戯曲賞なんでいいような気もしますが、上演されてこそ戯曲としては完成するという頭は古いのでしょうか?

過去の岸田戯曲賞についての記事は以下です

今年は、自分が見た作品がノミネートされていたためテンション上がっていましたが、過去は記事にしたりしていなかったりしています…

第62回(2018年)は神田雄大さん「バルパライソの長い坂をくだる話」と福原充則さんの「あたらしいエクスプロージョン」

ノミネート発表時の記事は以下です

第61回(2017年)は上田誠さん「来てけつかるべき新世界」

ノミネートは記事にしていますが、上記受賞作についての記事は書いてません

第60回(2016年)は、タニノクロウさん「地獄谷温泉 無明ノ宿」

第59回(2015年)は山内ケンジさん「トロワグロ」

第58回(2014年)は、飴屋法水さん「ブルーシート」

ノミネート発表時の記事は以下

過去の一連のノミネート作を見てもほとんど見たものがありません。本当に演劇ファンなのか自分…
気を取り直して、今年も面白い舞台をたくさん見たいと思います
その中に、こういう賞を受賞する作品があればまたそれも楽しみの一つになりますし。(勿論、それが目的でみているわけではありませんが)

以上 第63回岸田國士戯曲賞発表についての記事でした

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