毎年この時期になると次々に演劇賞が発表されますね。いつも、受賞作品を見るたびにそういえば、この作品は去年のだったのかとちょっとびっくりしたり、それ以上に見逃したのを後悔したり。今回は、1/17に発表された第25回の読売演劇大賞のノミネート作品の紹介です。
情報ソースは、こちらです。
リンク先は演劇感想文リンクです!
目次
作品賞
- ザ・空気(二兎社)
- 怪人21面相(ウォーキング・スタッフ プロデュース)
- 屠殺人 ブッチャー(名取事務所)
- 子午線の祀り(世田谷パブリックシアター)
- ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~(ホリプロ)
昨年の上半期ベスト5から、「ビリー・エリオット」と「子午線の祀り」が入れ替わっています。ビリー・エリオットは、テレビでも相当宣伝していましたし、確かに下半期の話題作でした
男優賞
- 市村正親さん(「紳士のための愛と殺人の手引き」「NINAGAWA・マクベス」)
- 佐藤誓さん(「蝉の詩」「風紋 ~青のはて 2017~」)
- 中村雀右衛門「妹背山婦女庭訓」「奥州安達原」
- 橋爪功(「謎の変奏曲」)
上半期のノミネートからは、橋爪功さんが入れ替わりで入っています
女優賞
- 新橋耐子さん(「「食いしん坊万歳!~正岡子規青春狂詩曲~」)
- 藤井由紀さん(「動物園が消える日」)
- 宮沢りえ「足跡姫 ~時代錯誤冬幽霊~」「クヒオ大佐の妻」「ワーニャ伯父さん」
- 森尾舞さん(「屠殺人 ブッチャー」「ベルリンの東」)
- 若村麻由美さん「ザ・空気」「子午線の祀り“>」
なんと唐組の看板女優、藤井由紀さんが唐組作品でノミネートされています!(思わず同姓同名の他の女優さんかと疑ってしまいました)
なんとなくテント芝居中心のアングラ劇(死語?)の方は、こういう賞とかに縁遠いと思っていたのですが、ノミネートされたことがとてもうれしいです
特に、最近足が遠のいていますが、藤井さんの演技はわりと若い時からみてるので、ちょっと感慨深いですね
演出家賞
小山ゆうなさんと劇団チョコレートケーキの日澤雄介さんが上半期と比べると新たに入っています。小山ゆうなさんは、失礼ながらあまり記憶にない方だったのですが、wikipediaによれば、翻訳ものの演出に定評がある方のようです
スタッフ賞
- 鎌田朋子さん「60’sエレジー」「熱狂」「あの記憶の記録」の美術
- 塵芥さん「蝉の詩」「標~shirube~」の美術
- 土岐研一さん「天の敵」「散歩する侵略者」の美術
- 乘峯雅寛さん「チック」「喝采」の美術
- 前田文子さん「ミュージカル・コメディ『パジャマゲーム』」の衣装
乘峯雅寛さん,前田文子さんが上半期と比べると新たにノミネートに入っています。こうしてみると美術スタッフの方が多いですね。上半期は、照明の方(勝柴次朗さん)が入っており、今回も前田文子さんは衣装としてはいっていますが、美術、衣装あたりは、創造性が発揮しやすいように思います
個人的には、かつて演劇をしていた時によく担当していた音響も、お芝居を見ていて刺激を受けることが多いのですが、視覚的効果の方が印象にのこりやすいですね
受賞作品の発表が楽しみです
今回も見事に私が見た作品が、含まれておりません(orz)
が、今年も最優秀賞の発表は楽しみです。特に、唐組の藤井由紀さんの賞の行方がとても気になります
以上 先日読売新聞で発表された第25回読売演劇大賞ノミネートについての記事でした
コメントを残す