第25回OMS戯曲賞 候補作発表

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大阪で発表された作品を中心に選考される戯曲賞が、OMS戯曲賞です

今年で、22回めになるこの戯曲賞の候補作が発表されました。これまで、あまり記事にしてきませんでしたが、関西の演劇界を知る意味で記事にしてみようと思います

目次

OMS戯曲賞とは

扇ミュージアムスクエア(OMS)という劇場が大阪にあり、演劇の劇場として広く知られていました。
残念ながら、その劇場は、2003年に閉館になりましたが、その劇場の主催として1994年から開催されている戯曲賞は今も健在です

扇町ミュージアムスクエア(OMS)は、1985年3月に大阪ガス株式会社の遊休施設を活用し、劇場・映画館・雑貨店・ギャラリー・レストランを備えた複合文化施設として、大阪市北区神山町に開館しました。
3年間の暫定活用の予定で開館しましたが、多くの表現者・鑑賞者、お客さまにご利用いただき、《若者文化の情報発信基地》として親しまれ、2003年3月16日に閉館しました。

OMS戯曲賞は、OMS10周年記念事業の一環として1994年に創設しました。
次代を担う新たな劇作家の発掘と同時に、既に評価のある中堅劇作家への刺激も兼ねて、過去に受賞歴のある作家も選考の対象にしており、関西発信の戯曲賞として全国的に注目を集めています。
前年に書き下ろし上演された作品を対象に、大賞、佳作をそれぞれ1作品ずつ選び、受賞作(大賞・佳作)と選評、選考過程を収録した本を出版します。

大阪で上演された作品がメインですが、必ずしも大阪に本拠をおいている劇団の作品ばかりが受賞しているわけではありません

ただ、大阪の演劇シーンを知る上ではとても重要な賞です

第25回の候補作は8作品

今年は以下の8作品です

演劇感想文リンクは、最近の関西の公演情報に弱いので公演そのもののリンクは少ないのですが、作家さんは見知った名前も並んでいます

くるみざわしん:「同郷同年」

棚瀬 美幸:「赤い靴はいて」

中川 真一:「Round」

橋本 健司:「はつゆき」

橋本 匡市: 「駱駝の骨壷」

山崎 彬:「罠々」

山本 正典:「あ、カッコンの竹」


横山 拓也:「粛々と運針」 


うーん。8人中2人は、演劇感想文リンクないに登場されていません。公演情報は、8作品中4作品のみ。やはり関西に弱い演劇感想文リンク….orz

上記のリンクはすべて演劇感想文リンクにつながっていますので、作品の感想等が気になる方はぜひチェックしてみてください

くりみざわさん、棚瀬さん、中川さんは早急に個人別ページを作らねば(汗)

ちなみに、大賞及び佳作が発表されるのは、今年の12月25日とのこと(ずいぶん先のようで2ヶ月後….)

過去の受賞作品は、以下の通り

こちらのサイトを参考に過去の受賞作をまとめてみます

第24回(2017年) 応募数53編

大 賞 『メロメロたち』山崎 彬(悪い芝居)

佳 作 『午前3時59分』植松厚太郎(立ツ鳥会議)


第23回(2016年) 応募数48編

大賞  『悪い癖』 福谷 圭祐(匿名劇壇)


佳作  『また夜が来る』 橋本 健司(KOINU)

第22回(2015年) 応募数49編

大 賞  「誰故草(たれゆえそう)」高橋 恵(虚空旅団)

佳 作  「ひなの砦」  くるみざわしん(光の領地・虚空旅団)

第21回(2014年) 応募数50編

大 賞  「或いは魂の止まり木」土橋淳志(A級MissingLink)



佳 作  「夜の素」田中遊(正直者の会)

第20回(2013年) 応募数58編

大 賞  「追伸」中村賢司(空の驛舎)


特別賞  「タイムズ」林慎一郎(極東退屈道場)


佳 作  「はだしのこどもはにわとりだ」肥田知浩(甘もの会)

やはり、演劇感想文リンクにリンクされていない作品が多いです

というわけで、ぜひとも関西方面の公演のみていて、感想をブログに書いていて、演劇感想文リンクにりんくしてもいいよ−というかた、ご連絡をお待ちしております(切実)

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