[劇評]PARCO「Vamp Show」@PARCO劇場

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2時間20分あったとは思えない程楽しめた。ただ、これが2時間だったらもっと楽しめたのにとも思う。こういうホラーコメディを三谷さんが書いていたという事実が意外だったが、脚本が凄く良くて勘所をおさえているのに、いつもながら感心した。

劇団 PARCOプロデュース
題名 Vamp Show
公演期間 2001/06/02~2001/07/08
三谷幸喜 演出 池田成志
出演 堺雅人佐々木蔵之介、橋本潤、河原雅彦、伊藤俊人、手塚とおる、松尾れい子
劇場 PARCO劇場(渋谷)
観劇日 2001年6月10日(マチネ)

<ストーリー>>
山奥の駅に、一人の女性が電車を待っている。が、電車は事故の為に来ず、代わりに妙に明るいしりとり歌合戦に興じる5人の男が現れる。彼らは、実は吸血鬼だった。

<<感想>>
実は、脚本について何一つ予備知識をもたずに見に行ったため、題名の意味とストーリーの関係の発見が結構芝居を見る楽しさを増幅していた。Vamp=「悪女」の図式で見に行っていたのに、いつまでたっても肝心の主人公と思しき女性が、悪女らしいところを見せない….なんだぁと思っていたらVampireが現れて、なんだぁそっちかと思っていると最後にやはりVampが現れて….三谷さんらしい外さない脚本だなぁと改めて感心。

佐々木さんとか堺さんとかを見ていると一つ前のNHKの朝の連ドラを見ているような気分になりますが、演技自体はなかなかのもの。シアターガイドとか見るとどちらも久しぶりの舞台みたいですが、舞台の方がすきだなぁ。この二人。特に、堺さんのなさけない雰囲気がいい。東京オレンジで出ているときとは違った感じです。

パルコでは既に常連の感がある河原さんの演技も、そつなくていい。手塚さんのとぼけた駅員も見所多いし。

これといって不満はないが、かといって最高傑作というわけではない。ホラーコメディというと好きな分野のはずなんですが….多分、何か突き抜けた所がないのが不満といえば不満。役者達の演技の枠があってその枠を出ていないような気がした。どこをどうすれば良くなるのかよくわからないのですが….

装置は、今までに見た舞台のどれよりもリアルに近く感動した。

個人的には、最初の車を運転しているシーンはもっと短くても良かったような気がする。全体が2時間20分なければ思わなかった不満だと思うのですが

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