小品でありながら、しっかりと作られた作品。短い時間の作品だったこともあり十分に楽しめる舞台でした。
劇団 | 劇団桟敷童子 | ||||
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題名 | ぱぴよん/ぬらりひょん | ||||
公演期間 | 1997/03/06~1997/03/09 | ||||
作 | サジキドウジ | 演出 | 原口健太郎 | ||
出演 | 山本あさみ、松本しゃこ、尾崎宇内、新井結香、小野瀬弥彦、望月理恵 | ||||
劇場 | 西新宿成子坂劇場(西新宿) | ||||
観劇日 | 2006年5月27日(ソワレ) |
【ストーリー】
夫を車の事故で亡くした引きこもりの主婦が、部屋を出るために必死で彼女を鼓舞する幻想のドガ。パピヨンという映画に自分達を重ね合わせていく。(ぱぴよん) 友達の彼女に手を出してしまった僕。友達はそのことを知らない。そんな夏のあるひ、彼女が車の事故で死んだ。それによって変わっていくおのおのの人生。
【感想】
本公演しかいったことのない桟敷童子。若手(か?)公演に行ってきました。
数年前にこの公演やっていたのはしっていたのですが、なんとなく足が向かなかった作品。今回の公演をみてちょっと後悔しました。小品ではこの劇団の大掛かりな舞台装置の醍醐味が感じられないという思いで、数年前はパスをしたのですが、作品自体が良くできていて前回公演のキャストでも見たくなってしまいました。
パピヨンという映画は、みたことがなかったのですが、どんな話かはこの舞台を見ていてわかりました。
山本さん、松本さんの二人の役者はまさに激闘という感じです。見ていて気持ちいいです。松本さんはかなり遊んでいますが、その遊びっぷりが楽しい。後は余裕がでれば良いのですが(遊んでいるはずなのに必死そう。もっと楽しんでも良いのに….と思いながらみてました)
ぬらりひょんって何って感じですが、エッチな話がいっぱいあるのですが、すごくさわやかに話をされるので、その話やストーリーの裏にある暗さが感じられない演出がさすがです。
新井さんのかわいさがこの舞台のイメージですね。明るくかわいくてそれでいて小悪魔的で。素敵な女優さんだなと再認識しました。
二つの話がつながっているということに気づくのは実は相当後半でした。途中で、人が死んだ理由が両方の話とも交通事故というせりふがあったときも、「なんて安易な」とか思ってました。すみません。私が安易でした。
二つの舞台の合間で、映画パピヨンを見ていない観客のために、ベストシーン集を上映してくれました….って法的にどうなんでしょうか?いや、親切でうれしかったですが。
劇団若手公演ということで、普段主役級の桟敷の役者さんが裏方として受付や客入れを担当。とても雰囲気が良くてますますこの劇団を好きになりました。いつまでも、こんな雰囲気の劇団であってくれれば良いなぁと思いました。
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