[劇評]シティボーイズ「西瓜割の棒、あなたたちの春に、桜の下ではじめる準備を」@世田谷パブリックシアター

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劇団 シティボイズ
公演期間 2013/04/02~2013/04/13
演出 宮沢章夫 宮沢章夫
出演 大竹まこと、きたろう、斉木しげる、中村有志、いとうせいこう、戌井昭人、笠木泉

西瓜割の棒のチラシいつものシティボーイズとは、ちょっと違う不条理劇。男たちが歩く先に何があるのかというテーマを引っ張っていくんだけど、なんかスッキリしない終わり方。きらいじゃないけど、シティボーイズの舞台でこういうのを見ると思わなかった。いつもいろいろな作家さんとシティボーイズは舞台を作るけど、今回の芝居も作者の色がとても出てる。

以下詳細…

シティボーイズの舞台は、割と欠かさず見ているので、今回も何も他の情報を入れなくて、劇場入りし、舞台を見た。はじまって、少しして、「あれ、いつもと違う」と感じていました。なんとも不条理な感じ。

いとうせいこうさんが、出ているからかなぁと思いながら見てました。前回出演されてた時も、不条理/アングラっぽい芝居の作りでしたし。これ→マンドラゴラの降る沼

そういうつもりで、マンドラゴラの時のように、アングラ的な芝居の作りを茶化すのかなと思いきや….最後まで不条理な舞台がつづきました。80年代の舞台を見ている感じ。

客席には、若いお客さんも多いし意外と新鮮に写っているのかもしれません。でも、ここで不条理劇…を期待していなかったので途中までどうやって見ようかなと考えながら見てました。

もちろん、コントは楽しいし、久方出演いとうせいこうさんのとぼけた演技、舞台装置の一部のようにずっと舞台上にいる中村有志さんの安定感が、舞台の完成度はあげているのかなと思います。

映像を多用した舞台の作り方は、作者が誰でもシティボーイズの特徴です。80年代の芝居のような劇作で、ハイテク多用の舞台は僕にとっても新鮮でしたし、笑いながら「こういうのもありだなぁ」と思ってました。

花見の場所を用意するというなんでもないシーンの演出が、バリバリのアングラ照明・アングラ演出で逆に笑ってしまった。舞台を縦横に走り回る大竹さんを見て、素直に若いなぁと感心してしまった。

終演後のトークで、おじさんたちが疲れ果ててる感がでてたのもなるほど納得。

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