[劇評]裸伝Q「黄色い線まで」@スタジオあくとれ

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役者四人による舞台。何か大きな事件が起こるわけではなく、ただ会話と過去への回想でシーンがつづられる
本来であれば、僕の苦手なタイプの芝居なのだが、最後まで芝居に飽きることなく見ることができた
役者がそれぞれに特徴的で、感情の起伏のようなものをちゃんと出せたからだろう。でも、やっぱり苦手なタイプの芝居(昔は嫌いじゃなかったんだけど….)

劇団 裸伝Q
題名 黄色い線まで
公演期間 2005/02/17〜2005/02/20
作/演出 鍋島松涛
出演 朴贊革、しゃこ、智恵、稲葉能敬[劇団桟敷童子]
劇場 スタジオあくとれ(中野)
観劇日 2005年2月19日(ソワレ)

【ストーリー】

中学時代からの友達同士、一人が会社を辞めることが決まって飲み明かした早朝。一人は酔いつぶれ、他の三人は、始発を待つ時間
中学時代に思っていた夢と今の現実のギャップを認めたくないような、認めざる終えないような会話が続く。いつしか、シーンは夢を語り合う中学時代と現在を行き来し。

【感想】

劇団としては、初見です。ただ、出演者に見知った顔があることからお邪魔しました。

自分は、中学時代何になりたかったんだろうと見ながら思いました。あまり覚えていないような気がします。コンピュータにはまっていた時期だったので、コンピュータプログラマとかになりたかったような気がしますが、今のような姿は想定していなかったなぁ….

とそんな、過去への回想をせざる得ないような芝居です。正直、少し苦手なタイプ

ただ、芝居としての出来はきちんとしています。役にちゃんとなりきっている感じがします。本当のところを言えば、出ている方全て中学生を演じるのには無理がある気がしますが…

しゃこさんは、ちょっとハスッパな感じ(既に死語ですが)が良く出ていたと思います。ただ、ちょっと全体に演技が硬かった気がして(役の印象上しょうがないと思いますが)もったいないなと感じました。

朴さんの役は、しつこい男とという設定ですが、本気でしつこい感じがして辟易としました。そういう意味では役になりきっている感じです。お笑いコンビのインパルスの堤下さんに似ている気がしました。

4人の中で、一番安心して芝居を見れる役者さんは、やはり稲葉さんでした。既に桟敷童子で何度か演技を見ているからかもしれませんが、おじさんくさい中学生という役(そういう設定でないなら、まちがいですが)にキチンと適応していて、テンションをずっと維持していたのはさすがと思いました。

ちょっと苦手でありながら、悪い印象をもたなかったのは、1時間20分という上演時間にも理由があるかもしれません。何か清清しさが残る舞台ではありました。

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