[海外劇評]Persona Inc.「Chef: Come Dine With Us!」@Assembly George Square Theater

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韓国のノンバーバルに近いミュージカル・ショー。ボイスパーカッションを多用し、客いじりも結構激しい舞台。シェフと名乗っているが、NANTA!のように舞台上で調理をするわけではなく、あくまでもダンスパフォーマンスといった装い。でも、会場ともども大いに盛り上がった。
劇団 Persona Inc.
題名 Chef:Come Dine With Us!
公演期間 2016/08/042016/08/29
演出
出演  
劇場
Assembly George Square Theater(Edinbrigh UK)
観劇日 2016/03/13

■エディンバラ大学内の劇場で、韓国ミュージカル

日本にも来日して、ブロードウェイ公演も果たした韓国ミュージカル「NANTA!」のような感じの舞台をイメージしてチケットを取りました。少々、英語に懲りていたので英語がわからなくても置いてきぼりにされないような舞台を探したという若干消極的な理由ですが。

univ-ed場所は、エディンバラ大学の学内。フェスティバル期間中はたくさんのFringeの劇場が学内に設置され、さながら大規模な大学祭が催されているような感じです。露天もたくさんならんでいますし、アカデミックな建物を間をたくさんの人があふれています。

 

■ボイスパーカッション、ヒップホップ、アクロバティックなブレイクダンス

確かに、料理人の格好をしている出演者たちが出てきますし、キッチンのような装置の中で4つの料理のオーダー(寿司、ピザ、ラーメン、ビビンバ)を作るという話なのですが、実際にはほぼ食べられる食材は舞台上に乗りません。

メインシェフを競うグリーン&レッドの二人の指示の下に料理をするふりをしながら、できあいのプラスチックの料理ができるようすをパフォーマンスするという趣向です。

とかくと、つまらない感じに聞こえますが、そのパフォーマンスの出来はすごく良いです。

ほとんどのアクションについてくる二人のMCによるボイスパーカッションも素敵ですし、どのシェフもアクロバティックなまでのブレイクダンスやセクシーなダンスを披露します。

■客いじりが激しい。でも、会場はもりあがっていました。

度々お客さんを舞台に上げ、色々なことを要求するあたりは、昔見た遊気舎を思い出しました。

世界各国からきているお客さんをいじりながらも、会場を盛り上げるさまはなかなかです。7〜800人くらいいたかと思うお客さんは大盛り上がりでした。西洋人だからでしょうか…日本ではなかなかこんな風には盛り上がらない気がします。

クッキングショーといった期待は外れてしまいましたが、楽しいショーではありました。こういうノンバーバルで世界で受けるショーの世界では、日本でこういうのに太刀打ちできるものがあるのかちょっと不安になります。

蜷川幸雄さんや野田秀樹さんが、日本の最高のパフォーマーを引っさげて短い公演期間を海外で好評を呼ぶのとはちょっと違う、こういうショー作りって上手く行っているものを聞きません。京都でやっている「ギア」あたりが、そういう感じでの成功例なのかもしれませんが(海外には出ていないのでわかりませんが)

[劇評]PMC Production「NANTA!」@アートスフィア

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