[海外劇評]URINETOWN the musical@THE HENRY MILLER

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スラングの多用のせいか、聞き取れない台詞が多くストーリーの理解に苦しむものの、途中途中のミュージカル一般への皮肉や、ストーリー全体のばかばかしさはかなり楽しい。会場の盛り上がり具合に比して、自分が英語のリスニングの問題でのり切れなかったのが悔やまれるばかり….

題名 URINETOWN the musical
Book&Music &Lyrics By GREG KOTIS(Book),MARK HOLLAMANN Directed By JOHN RANDO
Officer Lockstock … JEFF McCARTHY
Little Sally … SPENCER KAYDEN
Penelope Pennywise … NANCY OPEL
Hope Cladwell … JENNIFER LAURA THOMPSON
Mr.McQueen … LAWRENCE E. STREET
Senator Fipp … JOHN DEYLE
Old Man Strong/Hot Blades Harry … KEN JENNINGS
Tiny Tom/Dr.Billeaux … RICK CROM
Soupy Sue/Cladwell’s Sercretary … RACHEL COLOFF
Little Becky Two Shoes/Mrs.Millennium … MEGAN LAWRENCE
Robbie the Stockfish … Dwayne Clark
Billy Boy Bill … Peter Reardon
Old Woman/Josephine Strong … KAY WALBYE
Officer Barrel … DANIEL MARCUS
Caldwell B.Cladwell … JOHN CULLUM
劇場 THE HENRY MILLER(Broadway NY USA)
観劇日 2002年07月02日(ソワレ)

<<ストーリー>>

水不足の街(Gotham City)では、公衆トイレさえも有料。街のホームレスたちは日々のトイレのお金にも困る有様。そんななか、そのトイレを管理する巨大企業の社長の娘と管理人の男が恋に落ち、ホームレスたちは公衆トイレの無料化をスローガンに抵抗を始めるが….

<<感想>>

昨日のMAMMA MIA!に比べると驚くほどのいい座席。前から8列の真中から4列下手よりといったところ。

が、疲れのせいかそれともスラングが多いせいか、聞き取れる単語が圧倒的に少なく(泣)ストーリーを追うのにかなり苦労をさせられた。ところどころ聞き取れる台詞とあらかじめ頭に入れていた大まかなストーリーでなんとかついていった状態。結果として、会場を爆笑させていたギャグの多くを聞き逃してしまった。残念。

印象に残ったのは、Officer Lockstock役の「JEFF McCARTHY」。変幻自在なその台詞回しとコミカルな身振りが誰かに似ていると思ったら「イッセー尾方」に似ている事に気づいた。一瞬でもそう思うともうそういう風にしか見えなくなって、彼が出てくるとつい目で追って、その動きやしゃべり方に目を奪われてしまう。

ストーリーはさして複雑ではないが、台詞の中のギャグをどれくらいわかるかが、このミュージカルを楽しめるかどうかを左右する。そういう意味では、もう少し耳がなれてからくれば良かったと後悔することしきり。

しかし、舞台全体を支配するシニカルな笑いの雰囲気はすごくよく伝わってくるし、会場の乗りもかなりいい。ある程度のリスニング力があればお勧めだと思うのだが….

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