PARCOプロデュース「国民の映画」@PARCO劇場

広告

劇団 PARCOプロデュース
公演期間 2011/03/06~2011/04/03
演出 三谷幸喜 三谷幸喜
出演 小日向文世,段田安則,白井晃,石田ゆり子,シルビア・グラブ,新妻聖子,今井朋彦,小林隆,平岳大,吉田羊,小林勝也,風間杜夫

kokuminno3時間に及ぶ大作。実話をベースにした徹底的な取材に基づく話作り。1940年代のナチスドイツを舞台にした赤毛もの。

今までに見た三谷さんの舞台とはまったく違う(僕はコンフィダント・絆を見ていない。)事前にどんな舞台になるのかまったく想像できていませんでした。

 

予想はあらゆる意味で裏切られました。三谷さんの舞台だからハズレはないはずと確信はしていましたが、この設定でこれほど笑いが起こるとは思いませんでした。ゲッペルズ(小日向さん)やヒムラー(段田さん)がとてもかわいらしく、市井の普通のおじさんのように描かれています。ドイツ映画界のスター達(風間さん、平さん、シルビアさん、小林さん)の方がよほどスターらしく、オーラがあります。(あくまで演出上ですが)

 

それが、最後に劇的に変化します。笑いがたくさんあった分、そしてあまりにも市井の人らしいゲッペルズとヒムラーであるからこそ彼らの口から語られるおぞましい計画がより劇的に語られます。

 

おそらく「あの方」が現れなければ、彼らは普通のおじさんだったのでしょう。でも、現れた。その怖さが伝わってくる舞台でした。

 

昔、三谷さんは舞台の後には何も観客に残らない舞台が良い舞台と何かに書いてらしたような気がします。

 

でも、この舞台は、色々なことを考えさせられるとても色々なことが「残る」舞台でした。

そして、そういう舞台であっても傑作の舞台を創り上げる三谷さんの力量を十分に感じることのできた舞台でした。

役者もつかこうへい事務所夢の遊眠社オンシアター自由劇場遊◎機械/全自動シアター東京サンシャインボーイズといった80年代から90年代に大活躍した小劇場演劇の旗手のそれも主役級の役者さんが大結集したまさにドリームチーム。

 

何年に一度見ることができるかできないかのとても贅沢で大満足な舞台でした。

広告

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です