[劇評]ジェットラグプロデュース「幸せを踏みにじる幸せ」@タイニィアリス

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shiawase久しぶりに劇評を書く。

平日、昼間の公演なんて初めて行ったかもしれない。どうせ空いているだろうと当日券狙いでいったら、ほぼ満席。

平日昼公演の需要ってあるんだなぁと妙に感心した。

谷賢一さんの舞台を見るのはこれが初めて、楽しい山歩きかと思いきや集団自殺をするために集まった男女たち。その中にひとり、自殺を防止するNPOの職員が混じっていて。

最初に死んでしまった主人公の献花を観客にさせると言う演出であるため、でずっぱりの出演者玉置さんが「いかに」死ぬのかという部分に物語の流れは集中した。個人的には「生きるか死ぬか」みたいなところでもどきどきしたかったような気がして、最初に死んだ事を明らかにしてしまった演出は勿体無いなと思った。

ただ、そこを除けば舞台は緊迫感のある締まったもので、予想外の出来。

色々な劇団の人が参加している芝居だが、ほぼ皆様初見であった。もっと小劇場舞台を見に行こうとちょっと心を入れ替えた。

作・演出:谷賢一

出演:玉置玲央、中居理恵、我妻三輪子、小松美睦瑠、永山智啓、廣瀬正仁、百花亜希、佐々木潤、山口オン

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