日本劇作家協会のサイトに、第20回鶴屋南北戯曲賞の選考結果が公表されました。
選考委員は、朝日新聞、時事通信、日刊スポーツ、日経新聞、報知新聞、毎日新聞、読売新聞の各社の演劇記者の方がやっているそうです。
てっきり、先輩劇作家等がこういうのを選考しているもんだと思いこんでいたのでちょっと意外でした。
日本劇作家協会が協力しているということだったので、選考方面で協力と思っていたのですが、どうやら別の方面で協力しているようです。
目次
受賞作は蓬莱竜太さんの作品
蓬莱竜太さんは、モダンスイマーズの作/演出をされています。今回の受賞作はPARCO劇場プロデュースに書き下ろした「母と惑星について、および自転する女たちの記録」でした。
モダンスイマーズは男性の俳優が優勢な劇団で、男臭い演劇というイメージが強かったのですが、この書き下ろし作は、志田未来さん、鈴木杏さん、田畑智子さん、斎藤由貴さんという4人の女優のみの家族劇。上記リンク先(演劇感想文リンク!)で、私以外の見た方の劇評を読むと、演出 栗山民也さんとの共同作業による名作とのこと。うーん見たかった。
劇団の公演にはちょくちょく足を運んでいたのですが、この作品は見逃しておりました。
ノミネート作も名作ばかり
他のノミネート作は以下の通り。ある程度、実績のある作家さんの作品が並んでいるように思います。蓬莱さんは、2作品ノミネートされていたんですね。
- ハイバイ『夫婦』岩井秀人さん
- 岩井秀人さんのお父さんの死を題材とした話。色々考えさせられる作品だったようです。
- 世田谷パブリックシアター『同じ夢』 赤堀雅秋さん
- 劇団THE SHAMPOO HATの座付きの赤堀さんの外部書き下ろし。豪華キャストで会話劇の出来が評判のようでした。
- モダンスイマーズ『嗚呼いま、だから愛。』蓬莱竜太さん
- こちらは、蓬莱さんにとってもホームのモダンスイマーズの作品。まねきねこさんいわく、2016に見たストレートプレイでは1番の出来とか。これも見逃してしまいましたorz
- Bunkamura『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』松尾スズキさん
- 「キレイ」以来何度目かのシアターコクーンでの松尾スズキさんの新作は、やはり松尾スズキワールドだったようです。
- 風琴工房『insider-hedge2-』詩森ろばさん
- 2013年の「hedge」の続編。本格経済演劇というジャンル。劇団名とか詩森さんのお名前とかから、あまり経済用語の飛び交う芝居イメージできていなかったのですが、面白そうな舞台です。
今年こそは!
見逃した舞台ばかりで、相変わらずこの季節は今年こそはと心に決めるのですが、思うように芝居をみにいけておりませんが、今年こそは!とまた思っております(笑)
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