[劇評]野田地図「カノン」@シアターコクーン

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劇団 野田地図
題名 カノン
公演期間 2000/04/01~2000/05/14
野田秀樹 演出 野田秀樹
出演 唐沢寿明,鈴木京香,野田秀樹,岡田義徳,須藤理彩,手塚とおる,広岡由里子,大森博,宮迫博之,小林正寛,春海四方,蛍原徹,瀧山雪絵,杉本恵美,保坂エマ,串田和美
劇場 シアターコクーン(渋谷)
観劇日 2000年4月8日(マチネ)、2000年4月22日(マチネ)

うーーーん。期待値が高すぎるのか?いまいち。

なんか、見てるとむしょうに某社のビールが飲みたくなる唐沢寿明、鈴木京香コンビで野田マップということでちょっと期待していったのだが….

おおざっぱなストーリーを書くと、中世の日本を舞台にした(っぽい)時代の盗賊の話。盗賊の女首領(鈴木)に見せられた忠実な牢屋番(唐沢)が、盗賊団に入り、宮廷から「自由」を盗み出す。といった話。

ちょっと最近(というか、パンドラとこの作品)は、政治色が強くって従来の野田芝居と違う気がする。(いや、従来もけして弱くはなかったのだけど、オブラートが包んであった。前作と本作はそれが少し露骨。)
しかも、なんか、パンドラの残ったネタを載せたといった感じで、(あくまでパンドラに比べて)インパクトが弱い作品。

唐沢さんは、野田マップでは「TABOO」で一休さんをやったりしていて、結構はまるし、いい役者だと思っていたし、鈴木京香さんは、三谷さんの「巌流島」(脚本のあがりが遅くって陣内孝則さんが、途中で降りたやつ)の舞台をテレビで見た時には素敵な女優さんだと思っていたんだけど。

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