さようなら、SayCorner! Niftyホームページサービス!

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目次

■Niftyのホームページ作成サービスの終了がアナウンスされいよいよその日が来ました。

 前からアナウンスもあり、別サービスに移行することでサイトをそのまま別のURLで存続させることも出来ましたが、僕はそうしませんでした。

 元々僕の持っていたサイトはこちらです。「SayCorner!
 そのため、本日限りでこのサイトはインターネット上から僕の作った初めてのホームページは、現在は該当ページがありませんという表示に変わっています

■このサービスから、僕のインターネットでの情報発信が、始まりました

 2000年9月17日です。ちょうど担当していたプロジェクトの仕事が落ち着き前々から興味を持っていたホームページ制作にチャレンジしました

 自分の性分で、よくわからないままページができあがるというのが、我慢できず、いわゆるビルダーツールなどには手を出さず、秀丸で手打ちでHTMLを覚えながらうちこみました。

■コンテンツは結局は、演劇がらみだけに。

 SayCorner!というホームページタイトルを決めたときには自分の名前(清角)との駄洒落もありましたが、何か自分の好きなものを色々発信するサイトにしたいと思っていました。

 思えば、当時はそういう趣味をただ並べただけのホームページが多かったように思います

 開設当初は、映画や読書についてや、当時始めたばかりの株取引についてなどのページも追加するつもりでいました。

 ただ開設当初にそんなページを作る余裕は無く、とりあえずNIFTYServeのFSTAGEという演劇専用フォーラムに書き込んでいた過去の劇評を年月別に並べただけのページ構成になりました。

 ホームページを作るプロバイダとしてNIFTYを選んだのは、ずっとNIFTYServeの会員として活動していたからで、当時の自分としてはとても自然な流れでした(いつまで続くかわからないホームページ作成にお金を書けたくなかった僕にとって、会員であれば無料である一定の規模までサイトが作れるのも魅力でした)

そして、それ以上コンテンツ(自己紹介ページを除く)は結局増えず、劇評のみが1997年から2008年まで書き連ねたサイトへと成長しました。

■ブログのない時代にブログっぽい形のページ構成でした

当時はブログというものはまだ日本では日の目を見ておらず、海外のニュースサイトでそういう記事を見ても何がなにやらという状態でした。(当時(2002年くらい?)に、友人とブログについて話したときに、そんな日記みたいなサイトに価値があるとは思えないということで双方なっとくしたような気がします)

いざ、日本でブログがひろまってみると、時系列に劇評を並べるという僕のページのスタイルはまんまブログのそれでした

■HTMLからCSS、JQUERYまで勉強しました

仕事では幸か不幸かホームページとか、Webシステム開発などしたこともありませんでしたが、このサイトを少しでもよくするために、そういった基本技術をぼちぼち勉強しながら更新を重ねてきました

ブラウザによって、ホームページの見た目が変わるというのも、数少ない読者のかたからの指摘で気付き慌てて改修したこともありました

■苦手なデザインにも挑戦

いまだにかっこいいデザインにホームページをする技術は持ち合わせていないのですが、デザインの難しさと自分の才能の無さを思い知らせてくれたのもこのサイトを作る過程でした
いまでも、デザインは苦手ですが、デザインによってサイト訪問者のイメージも随分違うことがわかりました。

当初は、背景色を黒で統一したシックなイメージのページを目指したのですが、気がつくといわゆる風俗系のサイトが背景色を黒に統一するようなトレンドができてしまっており、あわててもう少し明るい色をバックにするように改修したのも良い思い出です。

そのため、タイトルの「Say!Corner!」というロゴだけは、黒背景の画像になり、黒い枠でかこまれたようなデザインになりました。

■SEOって何?美味しいの?

そんな状況からのホームページ作成なので、来訪者を集めるために何をすべきかもよくわからずやみくもに色々なことをやりました

・ヤフーを初めとするWebディレクトリサービスへの登録。当時は、こんな個人サイトでも登録してくれる時代でした。

・相互リンク依頼。知らない人に頼むのは流石に気が引けて、知ってる人にだけのお願いでした

・WEBRINGへの参加
同様のサイト同士でリンクを張って、読んだ人が、そのバナーをクリックするとランダムに同様のサイトに飛ぶという企画にもさんかしました。
そういえば、今はとんとみなくなりましたが

・HTMLもCSSも手書きだったので、検索エンジン対策として良さそうなことも色々試してみました。metaデータのKeywordに言葉を入れたり外したり試行錯誤の繰り返しでした。

・演劇感想文リンクへの参加
当時、時かけさんというNIFTYServeで知り合った方がやっていた演劇感想文リンクに参加をお願いしてリンクしてもらうようになったのもこの頃です
その後、時かけさんが更新できなくなったこのサイトを引き継ぎ、当初はSayCorner!の1コーナーとして運用を始めることになるとはおもってもおりませんでした(今では、演劇感想文リンクが私の運用するサイトの中で一番アクセス数を稼ぐサイトへと成長しました)

初めてインターネット上に自分の場所を作る経験をありがとう

と、NIFTYには感謝の言葉しかない。
今回、継続的にNiftyのサービスを利用することができなかったけれど、おかげで自分のコンテンツを一つにまとめる踏ん切りもつきました。

■SayCornerのコンテンツの行方

SayCornerで書き溜めた過去の劇評は、全てこの「演劇とかの感想ブログ」に移行いたしました。

そのため、このブログは、ブログというものがこの世に存在しなかった1997年からの記事が、あるブログになりました

もしかしたら、最古の記事があるブログかもしれません(いいすぎか)

実は、移転時に体裁を整えたり、公演のチラシの写真などを追加したりと手をかけたおかげて、移行は手間がかかっており、全量移行は完了しておりません(汗)

が、あと十個くらいの劇評の移行で僕の過去の劇評はこのブログに一元化されます。2008から2010は、ちょっと劇評をかけない日々があり、その後ははてなダイアリーで書いていたものがありましたが、こちらに移行済みです。

■初心に戻る?

今回、なくなってみて改めて初めてホームページを作ったときの気持ちを思い出しました。
昨夜取ったホームページのスナップショットでは、開設当初から置いておいたアクセスカウンタ(懐かしい)が、338611の数値を出していました

saycorner1110-1

開設当初、六桁もカウンタが必要とは夢にも思わず五桁で設定していて、ある日9万台に達してるのを見て慌てて設定を変えた日を思い出しました

個人サイトで16年、しかも最近の数年はほぼほったらかしだったサイトの訪問者が延べ33万という数字がいいのか悪いのか分かりませんが、ちょっとでも興味を持って見に来てくれた方には心から感謝をしたいと思います

当初、いろんなことを好き勝手に言おう(Sayしよう)、そういう場所(Corner)にしようと立ち上げたサイトはなくなりました。
このブログですこしでも初志に近いものを再構築しようとおもっています。

これからもよろしくお願いします。

 

Niftyが@homepageサービスを終了へ え?まねきねこさんは…

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1 個のコメント

  • 千記事達成!千記事でもアクセス向上しない理由とは? | 演劇とかの感想文ブログ へ返信する コメントをキャンセル

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