[劇評]東京ヴォードビルショー・花組エクスプレス「あほんだらすけ30」@ザ・スズナリ(下北沢)
平成元年に始まったこの企画も、平成が終わるにあたってついにファイナル。おなじみのネタなのに、いつも笑わせられるところがすごい。ダンスの切れは最初に見たころに比べあきらかになくなったが、代わりにマジックのキレが増したように…
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2018.06.17 清角克由
平成元年に始まったこの企画も、平成が終わるにあたってついにファイナル。おなじみのネタなのに、いつも笑わせられるところがすごい。ダンスの切れは最初に見たころに比べあきらかになくなったが、代わりにマジックのキレが増したように…
2018.06.03 清角克由
人物の造形がしっかりしていて、背景に抱える物語に真実味がある。非常に丹念に作られた世界観に惹き込まれる素晴らしい作品。客演陣も含めた役者の力も高く、相変わらずの舞台装置のすごさも手伝い、今年見た中でも一番印象に残る作品と…
2018.05.27 清角克由
豪華な男優陣を揃え、わかぎゑふさんの独特の視点で構築された世界感の中の物語は、すごく面白くなりそうな要素が満載でしたが、なぜか「惜しい」とか「もったいない」と感じる部分が多くありました。もうちょい…と思うとこ…
2018.05.20 清角克由
47年の時を超えて蘇った舞台は、一方で久しぶりに訪れた唐組の舞台で、作品の古さよりも、役者陣の若さを感じるフレッシュなものでした。話がわかりやすく感じた一方で、ダイナミックさが少し失われていたように感じたのは残念でした …
2018.05.05 清角克由
まさに「極」みの髑髏城の七人。捨之介、蘭兵衛がいない髑髏城の七人のなかで、話はまったくといっていいほど構成が変わっているにも関わらず、それでも「髑髏城の七人」であることに変わりはない。新感線の常連俳優を中心に配役され、古…
2018.04.29 清角克由
遂にスズナリ進出を果たした更地。しかも、立ち見まで出る満員御礼という盛況ぶり。とはいえ、パワーアップしたとか、肩に力が入っているとかそういうことは一切なく(笑)、定常運転でありながら、こちらは本当に笑い転げた 劇団 大森…
2018.04.24 清角克由
出演者/題材ともにとても魅力的だった舞台であるにも関わらず見逃した舞台をWOWOWで観劇しました。当時どうにも足を運ぶのに躊躇した要因は、思ったどおりでしたがそれ以上に出演者の演技が素晴らしく、劇場に足を運ばなかった事を…
2018.03.13 清角克由
渋沢栄一伝。タイムマシンのように時間を行きつ戻りつ。舞台上でそれを表現するための宮原将護さんの変幻自在さがすごい。一方で、一人の人生にフォーカスを当てたが故に他の魅力的な男優陣が印象に残りにくかったのは残念 劇団 Liv…
2018.02.25 清角克由
2002年に福岡で起きた事件を元にしたフィクション。しかし、事件を題材としながら、その事件の異常性ではなく普遍的な狭い人間関係のなかでおこる不信と盲信の極端な葛藤がドラマの主軸にありました。だからこそ、怖い。その物語に果…
2018.01.21 清角克由
東京芸術劇場の「秘密の花園」は、寺島しのぶさんや柄本佑さんのキャスティングの妙もあり、きれいにまとまりながらも、アングラな雰囲気もうまく残した舞台でした。この脚本の吸引力に惹かれて人生4度目の観劇。20年来謎だった物語解…