[劇評]LiveUpCapsules「見晴らす丘の紳士」@北とぴあ・ペガサスホール(王子)
渋沢栄一伝。タイムマシンのように時間を行きつ戻りつ。舞台上でそれを表現するための宮原将護さんの変幻自在さがすごい。一方で、一人の人生にフォーカスを当てたが故に他の魅力的な男優陣が印象に残りにくかったのは残念 劇団 Liv…
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2018.03.13 清角克由
渋沢栄一伝。タイムマシンのように時間を行きつ戻りつ。舞台上でそれを表現するための宮原将護さんの変幻自在さがすごい。一方で、一人の人生にフォーカスを当てたが故に他の魅力的な男優陣が印象に残りにくかったのは残念 劇団 Liv…
2018.02.25 清角克由
2002年に福岡で起きた事件を元にしたフィクション。しかし、事件を題材としながら、その事件の異常性ではなく普遍的な狭い人間関係のなかでおこる不信と盲信の極端な葛藤がドラマの主軸にありました。だからこそ、怖い。その物語に果…
2018.02.17 清角克由
一応、本編は最初のエピソード4以外は、すべて映画館で見ている私。当然に、映画とともに成長をしてきているわけで、エピソード4〜6を見ていたときと、今で感情移入したりする対象が異なっていたり、見方が大分変わってきていたりと、…
2018.01.21 清角克由
東京芸術劇場の「秘密の花園」は、寺島しのぶさんや柄本佑さんのキャスティングの妙もあり、きれいにまとまりながらも、アングラな雰囲気もうまく残した舞台でした。この脚本の吸引力に惹かれて人生4度目の観劇。20年来謎だった物語解…
2018.01.08 清角克由
初めて足を運んだ渡辺源四郎商店の「ハイサイせば〜Hello-Goodbye〜」は、方言の豊かさのあるこの国の幸福を感じ、戦争と沖縄が置かれた(置かれ続けた)本土との確執と差別の現実にこの国の不幸を感じる非常に考えさせられ…
2017.12.19 清角克由
大森カンパニープロデュースの「いざなひ」は、コンセプトである「人情喜劇」に違わぬ笑えるところが随所に散りばめられながら、「ほろっと」と泣けるウェルメイドな物語でした。誰にでもオススメできる安心できる舞台でありながら、少し…
2017.12.12 清角克由
遅ればせながら、映画「メッセージ」を見ました。原作短編小説は随分前に読んでいて、正直映画化といわれてピンとこなかったのですが、監督が最近話題になっている「ブレードランナー2049」と同じと知り、予習も兼ねてみました。原作…
2017.11.29 清角克由
燐光群の「くじらと見た夢」は、いつものように膨大な取材に裏打ちされた情報量に富む考えさせられることが多い舞台でした。一方で、群像劇であるが故か、個々のキャラが立っておらず、スタッフワークも地味だったこともあり、観劇後の高…
2017.11.25 清角克由
こまつ座の「きらめく星座」は、戦前の暗くなる世相の中で、歌謡曲と笑いを通して庶民の生活を映し出す舞台。演劇賞を受賞した秋山菜津子さんが従来のイメージと大きく異るコディエンヌぶりを発揮して舞台を引っ張るのが印象的でした。こ…
2017.11.14 清角克由
スターウォーズのスピンオフで、エピソード4の前日譚的な位置づけの物語です。シリーズ4を知っている身としては、登場人物が誰も生き残れないことがわかっているというバッドエンド決定の物語。スターウォーズシリーズの映画としては、…