[書評]堀江貴文「多動力」@幻冬舎

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考えてみれば堀江貴文さんの本を読むのは、これが初めてでした。様々な考え方やワークスタイル(ライフスタイル?)には、自ずと首肯できるところもある一方で、ちょっと納得出来ないところもあり、そのへんの感想を残しておこうともいます

多動力 (NewsPicks Book)

多動力の構成

多動力とは、堀江貴文さんのように様々なプロジェクトを平行して恐ろしいスピードとバイタリティでこなしていく堀江貴文さんの仕事の仕方の極意のようなものです

他の本がそうなのかは、わかりませんがこの本は、彼のスタイルを具体的に記載した細かい章ごとに冒頭に「POINT」という形で要約があり、最後には「Just Do IT!」という形で、読者が次のアクションがとれるようにガイドが記載されています

とても、読みやすい構成になっていました

以下のような目次構成になっています

  • 第1章 1つの仕事をコツコツとやる時代は終わった
  • 第2章 バカ真面目の洗脳を解け
  • 第3章 サルのようにハマり、鳩のように飽きよ
  • 第4章 「自分の時間」を取り戻そう
  • 第5章 自分の分身に働かせる裏技
  • 第6章 世界最速仕事術
  • 第7章 最強メンタルの育て方
  • 第8章 人生に目的なんていらない

納得できるところ

さすがに、話題になっただけのこともあり、全体的にはとても刺激的な本です

いろいろハッとさせられる箇所もありました

複数の肩書を掛け算することで、自らの価値が1万倍になる

第1章の1つの仕事をコツコツし続けることの馬鹿らしさを特有の語り口で書いてあります

個人的には、**一つの分野に秀でる為に集中することの意義**はあると思います

私自身のキャリアもある業務分野にずっと集中してきたことで形作られたものではあります

とはいえ、まったく浮気をセずに今に至ったわけではないですし、その浮気をしたことによって得た知識や経験が今の自分自身の立ち位置の独自性につながっているのも事実です

あまり意識してきたわけでは、ありませんが自分の得意分野を複数持つことで、自分のユニークさを意識するということはとても大事な視点だと思いました

完璧主義を求めない。とにかく始める

第2章は、仕事をきっちりすることを否定しています(言い過ぎか

ただ、しっかりシミュレートして何もかも準備してから仕事を始めるのはおそすぎるという話は、わかります

「手作り弁当より冷凍食品のほうがうまい」

と題されている章のPOINTの以下の言葉は、そのまま僕自信の信条に近いものがあります

すべての仕事で100点を取らなければいけない」と追いこまれてしまっては、すぐに息切れするし、大量のアウトプットをすることはできない。たまに〝手抜き〟をすることで、膨大な仕事継続的にすることができる

また、見切り発車で何かを始めることの事例で、2017年のホリエモン祭についての話がありました

まず、始めることの重要さは確かにとても共感するところではありました

教養の大事さ

第5章の自分の分身を働かせる裏技の中で、自分が発信する情報や行動が他の人を動かすために必要なものは、「教養」であるという部分も自分の考えと似ていて納得しました

他の章でも同様の事が語られていますが、興味を持ったことをトコトン調べ、自らのものになるという堀江さんの姿勢は、多動力を支える原動力なんだとよくわかりました

納得しがたいところ

ある意味、会社員として長く仕事をしてきたせいか、納得しがたいというか自分の常識とかなり反する意見も多数ありました

自分なりの反論をいれつつそういう部分も上げていこうと思います

会議は、集中するか切り捨てるべき

第4章の「自分の時間」を取り戻そうでは、自分の時間を確保するために様々なことを提案されています
多くは、同意するのですが以下の章だけは、納得できませんでした

大事な会議でスマホをいじる勇気をもて

礼儀とかを重んじてどうこうというより、途中でスマホをいじるような会議はでるべきではないと思います

ま、言いたいことはわかります。というかちゃんと書いてあります

他人の目を気にしすぎて、「自分の時間」を生きていない人が多い。 限りある人生、「自分の時間」を無条件で譲り渡すようなことをしてはいけない。 多くのビジネスパーソンは、上司や先輩の怒りを買わないように無意味なルールに縛られ、「他人の時間」を生きて自分が参加する必要もない打ち合わせに出て、上司の話をボーっと聞いている。 そんな「他人の時間」を生きるくらいなら、打ち合わせ中にスマホで気になるニュースを読んだり、LINEやメールを返して「自分の時間」に引き戻したほうがいい。「他人の時間」を生きるのは自分の人生に対して失礼ではないだろうか。

堀江さんは、会議中や人と話をしているときは平気でスマホをいじるといいますが、僕はそれをやるくらいならばその会議に出ないべきだと思います。

一見、会議に参加する意義が見いだせない会議でも、真剣に会議に参加することでなにかの発見があるはずだと思いますし、意義のない会議にする責任の一旦は自分にあるのです

一方で、堀江さんも会議の無駄を語っている章「99%の会議はいらない」もあり、そこはすごく納得いく話が書いてあるのも事実で、ここまで絞り込んで参加する会議ならば、スマホなんかいじっている場合じゃないだろう..というのが私の素直な感想でした

全ての仕事はスマホでできる

いや、無理です。

正直、堀江さんが言うようにフリック入力とATOKの導入でこと文章に関しては、スマホでも意外に入力が楽になったのは認めますが、図や表の作成はまったくスマホでできません

誰かに何かを伝えるのは、文章だけってわけではありません

残念ながら、僕自身の仕事は8割以上はパソコン上でしか行えないです

ま、極論言って煽っている部分もあるのだと思いますが、流石に本読みながらツッコミを入れてしまった章でした

今後自分を変えたいところ

とりあえず、仕事の「リズム」を大事にすることを意識してみようと思いました

仕事が遅い人は決まってリズムが悪い。大切なのは「速度」より「リズム」である。
いきなり電話をかけてこられてあり、話しかけられたりすると、メールやLINEの処理がストップをかけられる

スピードでもなく、効率でもなく、「リズム」を大事にするという堀江さんの考え方は、目からウロコである一方で、メールや電話を忌避する自分の仕事のスタイルとはフィットする部分が多いです

勿論、リズムを崩すものを全てシャットアウトするのは普通に会社員をやっていると難しいのは事実ですが、「リズム」を保てる環境を作る努力をすることはできそうだなと感じました

すこしづつでも自分のスタイルを変えていくことができれば、「多動力」の一端にふれることができそうです

以上 堀江貴文さんの著書「多動力」についての感想記事でした

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