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この季節に山形県北部の庄内平野は、ドライブで走ると一面に広がる水田に圧倒されます。山形は、「つや姫」「はえぬき」といったブランド米を生み出した米どころです
旅行中に口にしたご飯の美味しさに感動することをしばしばでした
その山形の(というか日本の)原風景、水田を風景の設計のコンセプトに取り入れたホテルが、スイデンテラスです。とても印象的な作りのスイデンテラスに今回泊ったので、記録に残しておこうと思います

目次

スイデンテラスとは


スイデンテラスは、2018年に鶴岡市に建設されたホテルです。
慶應義塾大学先端生命科学研究所の敷地(サイエンスパーク)内に位置しています。言葉で説明すると、何か学術都市内にあるような印象をもつかもしれませんが、実態は見渡すかぎりの田園地帯の中に浮いているように見える、水田に溶け込むデザインのすてきなデザインです(設計は、建築家の坂茂氏)

ホテルにはいって、窓から見える他の部屋を取った写真でも、水面に映る建物と空の青さが印象に残ります

スイデンテラスの構造

全館、2階建てで平面的に広がる建物です。そのため、多くのホテルと異なり縦方向(エレベータを利用した)の移動は皆無で、基本的にはフロントや部屋、温泉などへの移動もすべて横方向の移動になります

中央のフロントとレストランがある建物につながる3つの棟に部屋が配置されています
G棟、H棟、Y棟各々、出羽三山の月山、羽黒山、湯殿山に対応しているとのことでした。今回、旅行で鶴岡まで行ったにも関わらず出羽三山参拝をしていない私、ここの各棟を巡ったことで行ったことにしていただきたい(←無理🤣)

スイデンテラスの設備

スイデンテラスは、山形県庄内地方の鶴岡市に位置しますが、当然ながら結構な水田地帯に位置しています(正確には、サイエンスパークと言われる再開発地区の中)
そのため、駅近郊の食事をとったりお酒を飲んだりする店からは離れています。
しかし、それを不利と感じさせない設備が充実しています

フロントのすぐ裏には、様々なテーマの本が並ぶライブラリーがあります。本は自由に部屋に持ち込んで読むことが可能です。電子書籍派の僕ですが、この日ばかりは思わず部屋に一冊持ち込みました(読んだとは言わない😂)

フロントと部屋をつなぐところに、外に出てゆっくりできるテラスもあります

ここで、ゆっくり水田眺めているだけでも時間は過ぎていきそうです
レストランは、庄内の特産を集め、日本酒と県内産のワインが揃っているようです(行っていない😭)
そして、その後はバーでお酒を飲むことができます

バーは2種類あって、バーテンダーさんがいる普通のバーと、無人販売機(!)があるバーがあります
面白そうなので、無人販売機のあるバーに行ってみました

庄内の地酒、ワインを一杯500円也で、飲むことができます。(事前に購入したカードで決済すると、機械の中の瓶からお酒がグラスに注がれる仕組みです

普通のバーは、23時。こちらの無人販売機バーは、24時まで開いています。
面白そうなので、先に無人販売バーに行っちゃいましたが、ラインナップをほぼ飲みきり(酒クズ🤣)、その後普通のバーに行って地元出身のバーテンダーさんに、地元情報を聞いたりしました

えっと、すでに何を飲んだかはよく覚えていません(酒クズ再😭🤣)が、確か「三十六人衆」という名前の焼酎のソーダ割りを頂いたのだと思います。

もちろん、写真こそ撮れませんでしたが、大浴場も充実しており、露天風呂、サウナ、水風呂完備でした

お土産物を売っている売店もおしゃれな鶴岡、山形県のお土産が充実しています。結構、ここだけでお土産需要に答えられる気がします

部屋は木目調の家具が組み込まれたデザイン


部屋は、木目調の家具が組み込まれたデザインで、テレビの他、冷蔵庫や金庫、クローゼット、エアコンなどがすべて木目の扉の中にはめ込まれています
大浴場も充実していますが、部屋の内湯もしっかりしたデザインですし、ソファや出窓的なデスクもしっかりあります

ワーケーションのような形で長期滞在するのも良いかもしれません(実際、朝食のときには、一人で食事をされている方が何名かいて、そういう形で滞在されているかただったのかもしれません)

スイデンテラスの夜

マジで真っ暗です🤣

しかし、この季節、飲んだ後に夜風にあたりながらテラスで過ごすのもまた気持ちのいい体験でした

総体的にとてもリラックスした滞在をすることができました

スイデンテラスへのアクセス

こんな素敵な宿泊施設ですが、アクセス的には以下のルートがあります

駐車場はとても広く、車で来るのが多分ベストです。私は、山形新幹線終点駅である新庄駅からレンタカーで伺いました(途中色々寄り道をしたため、所要時間はよくわかりません。Google様によれば、1時間9分くらいとのこと)

飛行機

東京から行くのであれば、全日空の庄内空港行きの飛行機で行くのはおすすめです。
庄内空港から、レンタカーを借りるのもありですが、庄内空港から鶴岡駅に行く庄内交通のバスに乗れば、「サイエンスパーク」というバス停で降りると、すぐにエントランスにたどり着けます

JR


JRのみでこちら(というか鶴岡)に行くには、上越新幹線で新潟まで行って、在来線(白新線)に乗るルートになるようです
2022/8/15現在、白新線に一部運休区間があり(8/3の大雨の影響)、現在このルートで行くのは少し大変そう

スイデンテラス付近の観光名所

鶴岡は、庄内平野の主要都市。様々なグルメや観光名所があります!

加茂水族館

スイデンテラスからは、車で15分ほどの海沿いに位置する加茂水族館は、非常に多くのクラゲの飼育を行っていることで有名な水族館です
他の展示されている近海の魚は、他の水族館とそれほど異なるわけではありません

しかし、クラゲはかなり力入っています。クラゲ、こんなに種類があるんだと感心し、美しさにも魅了されます

麦切りは美味しい

麦切りは、庄内地方では昔から食べられているうどんよりも細く、そうめんよりも太い小麦粉ベースの麺です。
山形全体では、乾麺が主流とも聞きますが、庄内では生麺で食べます。冬は温かいものが出たりするそうですが、夏は冷たい麺一択です。

寝覚屋半兵エという鶴岡の有名店に伺って食べました。思った以上にしっかり腰のある麺で美味しかったです

閑話休題 建築家 坂茂さんの仕事

今回、このブログを書くために坂茂さんの業績を見ていて、実は坂さん設計の建物をもう一つ見たことがあることに気づきました。

2015年の3月に訪れた宮城県の女川駅です。
震災からの復興を願って作られた印象深い建物でした。思えば、あちらも木を印象的に使っていました。
建物のことはまったくわかりませんが、言われてみれば共通しているものがあるように思います。

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