こんぴらさんは、ガイドブックなどでも基本御本宮までの道のりしかかかれておらず、そこから更に奥にあるという奥社についてはあまり記載がありません。今回は、御本宮までたどり着いた後、その足で奥社(厳魂神社)までお参りをしました
その行程と注意点をまとめておきます
目次
まとめ
実は、御本宮まで来てある程度体力が温存されているのであれば、奥社まで行くこと自体はすごく大変だとは思いません。十分な水分確保と体力を温存しつつ御本宮まで上がってくれば、その後は無理をしなければ私のような体力なし(50代、普段デスクワーク、運動0人間)でも普通にたどり着くことができる神社です。
- 見晴らし :最高!
- 所要時間(御本宮から):片道30分、往復約1時間
- 階段数 :563段(御本宮から)、トータル1368段
- お賽銭 :4枚(御本宮から)、トータル16枚
- その他反省 :準備運動をしておくべき(膝ストレッチ等)
奥社に至るまで
そもそも奥社に行くつもりあまりなかったのですが、会社での以下の会話の結果チャレンジすることになりました。
え、でも1300段以上階段登るんでしょ。僕御本宮までさえ怪しいと思ってるんですけど。
…じゃ、行くだけ行ってみますね😓
自分より年上の方にここまで言われて、チャレンジしないのは男がすたります。
先日のアンコールワットの悪夢が蘇りましたがとりあえずチャレンジしてみることにしました
御本宮から白峰神社
御本宮にたどり着いたら、向かって右に行き奥に向かうと鳥居があります。それをくぐると奥社へ向かう標識が出ています
白峰神社は、崇徳天皇を単独で祀る神社で、中間地点にあたります
それにしても、標識ちっちゃい!!!
そのなんとも頼りない矢印に沿って歩きだしました。
と、今までの参道とまるで様相がことなることがわかりました。
- 人が少ない(一応、土曜日の昼間で、御本宮まではかなり歩いている人がいました)
- 日陰が多い
特に後者の日陰が多いのは大分助かりました。御本宮までに比べると山道のような細さの道になる一方で道の両サイドに生える木々に日差しが遮られ、風も出てきています
あるきやすさでは、御本宮に来るまでよりこちらのほうが良い感じです
人の少なさ(やはりほとんどの人は、御本宮で引き返す模様)もあって ハイキング気分であるきだすことができます
常磐神社(832段)
御祭神は、武雷尊(たけいかづちのみこと)・誉田和氣尊(ほんだわけのみこと)です
誉田和氣尊は、仲哀天皇と神功皇后の皇子ということで、後の応神天皇を指すようですが、全国にある八幡様として祀られているという説明もありました。 え、八幡様って応神天皇なの?と初めて知りました。
ここでも、お賽銭が必要です
白峰神社(923段)
朱塗りの割と新しい感じの神社です。
御祭神は、崇徳天皇 です。
ここに来るまで、実は崇徳天皇がここまで祀られているとは思っていませんでしたが、保元の乱の後に讃岐に流されて非業の死を遂げたとは聞いていたので、その後の怨霊化した天皇を祀らずにはいられなかったのでしょう。
印象に残っているのは、NHK大河ドラマ「清盛」で井浦新さんが演じた崇徳天皇ですね。最後の死に様のあたりは夢に出てくるレベルでした
ここでも、お賽銭が必要です
白峰神社から奥社(厳魂神社)へ
ますます山道のように道は鬱蒼と茂る木々の木陰を歩く感じになります。森林浴!とか浮かれたい気持ちはありますが、そろそろ疲れてきたころです
菅原神社(974段)
暫く歩くと菅原神社があります。当然ながら御祭神は、菅原道真公。天神さま。
讃岐守になっていたこともあるというのが理由のようですが、上記の崇徳天皇と並んでいると、朝廷から流された人の仲間の好(よしみ)でここにあるようにも感じてしまいます。
ここでも、お賽銭が必要です
卯花谷休憩所(1098段)
しばらく平坦な道が続きます。そろそろ疲れてきた所に遠くに赤い社のようなものが見えました!
やった、到着!!と早合点したら
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休憩所でしたorz
休憩しました
手水所(1261段)
ちっちゃい。そして、なぜメートルで示す!?(メートルで示されても今更ピンとこない)
既に理不尽な怒りを感じるくらい疲れています…
しかも、結構な階段をのぼる必要がここからあります。
と、階段上に赤い何かが。( 今度こそゴールか?)
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手水所でしたorz。
流石に暑くて、御本宮前で一度清めた手も汗だくでここらへんで清めたかったのですが…
厳魂神社(1368段)
とそこから更に階段を登ることほぼ107段ようやく到着しました
祀られているのは、金刀比羅本教の教祖である厳魂彦命になります
ここでも、お賽銭が必要です
ちなみに、いわゆる山岳信仰も入っているのか、境内の横の絶壁には天狗の彫り物があります
とりあえず、ここで世界に到達を発信
左手奥に見えるきれいなお椀型の山が讃岐富士。遠くは瀬戸内海まで見渡せます
この奥社にもちゃんと社務所があり、お守りを買ったり、おみくじを引いたりできます
この社務所で働く方々は、毎日この段を上って降りてるのと考えるとそれだけで神々しいと感じました。いやまじで。
下山中
おそらく、後100段くらいというところで、左膝の関節の後ろが突然痛み始めました
同行者の助言で、膝頭を押し込むようにして伸ばすことで少し楽になり、地上までたどり着くことができました。
登りより、下りのほうが膝への負荷は高くなりますね。準備運動等が大事だと痛感しました
薬局で慌ててバンテリンを買って膝の裏に何枚も貼って冷やしました。
帰りは、ちょうど13時くらいに参道に到着。たくさんのうどん店が参道にひしめいていてどこで食べるか迷いましたが、「こんぴらうどん」さんにてしょうゆうどんを食べました
以上 金刀比羅宮参拝 奥社までの行程、全部でお賽銭はいくらかかるのか についての記事でした
ちなみに、文中の段数等は以下のサイトを参考にしました
御本宮までの道のりについては、前記事に記載しています
崇徳院、菅原道真といえばやはり怨霊で共通点がありますね。今回の参拝で、二人の宮が並んでいるのを知りちょっと考え込んでしまいました。
いやぁ、今度の夏休みは四国のこんぴらさんに行くんですよ😁