ヴォードビルの役者さん総出の舞台に、外部からの実力者を数名交えての舞台です。三谷さんの脚本の特徴と言うか「笑い」に拘るその姿勢と、三谷さんが得意と言う製作現場を舞台にしているせいか、何か三谷さんの主張がそこここに含まれているようなきがしました(三谷さん自身は、確か主張を込めるのを嫌っていた気がしますが) 。恐らく三谷さんの舞台にしては珍しく評価が分かれる舞台になるような気がします。
劇団 | 東京ヴォードヴィルショー | ||||
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題名 | エキストラ | ||||
公演期間 | 2006/11/10~2006/11/29 | ||||
作/演出 | 三谷幸喜 | ||||
出演 | 佐藤B作、佐渡稔、石井愃一、市川勇、山口良一、たかはし等、あめくみちこ、山本ふじこ、大森ヒロシ、まいど豊、瀬戸陽一朗、中田浄、市瀬理都子、京極圭、玉垣光彦、奈良崎まどか、羽賀蓉子、フジワラマドカ、垣内裕一、金澤貴子、上滝明美、村田一晃、矢谷健一、伊東四朗、角野卓造、はしのえみ、中本修 | ||||
劇場 | 紀伊国屋サザンシアター(江古田) | ||||
観劇日 | 2006年11月11日(ソワレ) |
【ストーリー】
なんかテレビの子供向けのストーリーっぽいドラマ制作現場。とはいえ、エキストラ達はまったく現場の状況を知らされないまま。
【感想】
三谷幸喜さんの新作。ヴォードビルの佐藤B作さんと三谷さんの関係もあり、この劇団には何度か三谷さん書下ろしをしています。今回は、題名どおり「エキストラ」を中心にすえたストーリー。
外部からの実力者(伊東さん、角野さん、はしのさん)が中心になるのはある程度しょうがないのかもしれません。ただ、せっかくヴォードヴィルなんだから、もっと若手に活躍して欲しかった気がします。はしのさんの役は、夏に退団したという(衝撃!)小林美江さんの役だったかもしれませんが…
ストーリーがエクストラの話だからかもしれませんが、映画やドラマのエクストラに対しての三谷さんのこだわりのようなものを感じました。特にラストシーンはその思いを強く感じました。
最初と最後に何か特別な意味がありそうな音楽がかかりました。どんな意味だったのかわからないまま終わってしまいました。おとぎ話っぽくしたかったのかなぁ。わからず。
最後まで、笑って笑わされたけど、いまいち乗り切れませんでした。
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