[劇評]劇団桟敷童子「軍鶏307」@鈴木興産株式会社2号倉庫内特設劇場

広告

桟敷童子の新作は、役者陣の総合力があがって見応えのある舞台になっていました。一方で、脚本や舞台美術の面でマンネリ化している感があり、今後の新作でどう変えいくかが課題だと感じました

劇団 劇団桟敷童子
題名 軍鶏307
公演期間 2007/05/21-2007/05/28
サジキドウジ 演出 東憲司
出演 原口健太郎 稲葉能敬 池下重大 桑原勝行 小野瀬弥彦 川田涼一、鈴木めぐみ 外山博美 川原洋子 山本あさみ もりちえ 松本しゃこ 新井結香 中井理恵、板垣桃子
劇場 鈴木興産株式会社2号倉庫内特設劇場(錦糸町)
観劇日 2007年5月26日(ソワレ)

【ストーリー】

戦後、女性を守るために非合法の堕胎も辞さない開業医の男のところに大陸から従軍看護婦の職務を終えて帰国したかつての幼なじみが訪ねる。周囲の住民から病院とはよばれず忌み嫌われて307という番地でしかよばれないそんな病院でありながら、女性を救うことに命をかける医師にひかれ、元従軍看護婦もその病院につとめることを決める。

【感想】

毎回期待して見に行きその期待をなかなか裏切らない数少ない劇団です。今回も期待通りの ケレン味のある作品をみせていただきました。役者の総合力があがり、ストーリーを複線化してみせることで作品の奥行きが広がっているように思いました。板垣さんや池下さんという主役級のかたの力量はあいかわらず高いレベルですが、まわりの役者さんの力もあがり相対的に二人にかかる負荷が減っているように思います。

 

もっとこの二人の演技に集中したい、ストーリーのコアはシンプルであってほしいと思う観客にはちょっと物足りないものに感じられる舞台だったかもしれませんが、僕はこういう複線化されたストーリーを最後にまとめあげていくような構成はすきです。

公演ごとに役者を集めるようなプロデュース公演劇団にはできない役者の成長をダイレクトに感じられる舞台をみれるのはたのしみです。

今回は、女優の鈴木さんの演技が強く印象に残りました。

ストーリーとしてマンネリ化しているとことがあるのが気になりました。そろそろ新機軸の脚本世界をみたいです。とりあえず、博多、痴呆、下層民が出てこない舞台を見たい(いやそれが原因とはおもいませんが)

広告

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です