劇団 | ラッパ屋 | ||||
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題名 | 鰻の出前 | ||||
公演期間 | 1997/03/12~1997/04/02 | ||||
作 | 鈴木聡 | 演出 | 鈴木聡 | ||
出演 | 岡山はじめ、大草理乙子,弘中麻紀,岩本淳,木村靖司,渡辺絵里子,宇納佑,神野美紀岩崎道子,小山彰一,和田都,朝倉伸二,俵木藤汰,竹内義明,義若泰祐,熊川隆一,武藤直樹,福本伸一 | ||||
劇場 | THEATER/TOPS(新宿) | ||||
観劇日 | 1997年3月19日 |
劇場に入ると、まず、桜の木を中央に配した非常にきっちり作り込まれている舞台に圧倒される。
家の中には桜があって、周りが部屋になっているという設定。
芝居の中で、昔は下町の鳥鍋屋で今の親父さんがそれを嫌って勤め人になったが故の家の構造であると説明される。うーん。強引だ。きっと舞台イメージがまずありきで,設定が決められているに違いない。実際、場転のうまさも手伝って、真ん中の桜の木による、時の経過の表現は非常にうまくいっている。
しかし、その舞台が、この芝居の前にはかすむ。役者のうまさがひかる。脚本家のうまさが光る。
現在では珍しい大家族の悲哀を示す、春夏秋冬のエピソードがそれぞれきちんと落ちをもって語られ,しかも一貫した一つのストーリーになるようになっている。各々の役どころに全ての役者さんがはまって楽しい楽しい。何度笑い転げたか。
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