[劇評]桃唄309「おやすみ、おじさん」@ザ・ポケット

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狭い劇場の空間を存分に使いながら、一つの町を作ってしまうあたりは、いつもながらさすがな演出。
妖怪とかお化けのようなものを現代の東京になんとなく出現させ、あまり違和感なくつないでいくあたりが面白い。
主役の少年役、楠木さんも少年ぽくてすごくよかった

劇団 桃唄309
題名 おやすみ、おじさん
公演期間 2003/11/27〜2003/12/01
長谷基弘
出演 楠木朝子、嶋村太一、にうさとみ、バビィ、藤本昌子、佐藤達、鈴木ゆきを、森宮なつめ、山本こうじ、吉田吾輝、吉原清司、山口柚香、渡辺香奈
劇場 ザ・ポケット(中野)
観劇日 2003年11月30日(ソワレ)

【ストーリー】

雑貨屋を営む母と二人暮しの「僕」は、時々やってくるおじさんの事が不思議でしょうあない。何をやっている人かさっぱりわからないのだ。そのおじさんがやってきたころ、町の神社のあたりで何かが出るといううわさがあり、「僕」の夢の中にも不思議なおじさんが現れる。色々な騒動がすこしづつ収まるなかで、「僕」はおじさんの仕事が何なのかすこしづつわかってくる。

【感想】

見よう見ようと思いながら、はっと気づくと3年ぶりの観劇。

こんな観劇ペースでファンとは口がさけてもいえないが、実は好きな劇団の一つ。

脚本の構成や、何よりも空間作りがすごく好きで、暗転なしに場所や時間がぽんぽん飛ぶ舞台の作り方は相当高度なものだと思う。

頭が必死にストーリーと場面転換を追っているうちに、純粋な場の雰囲気を受容するように心の準備がされてしまい、気づくと芝居の不思議な世界に引きこまれている。

今回の舞台は、現代の東京。それなのに、長谷さんは見事に異世界を作り上げていた。

舞台装置を役者達が持ち運ぶことで、歩いたり走ったりするのを表現するというのは、ちょっと間違うとギャグなんだけど、なんか、この劇団がやると納得させられてしまう。

計算がしっかりしているからだろうか?

今回久しぶりに見に行って少し残念だったのは、かつていた役者さんが結構見当たらなかったこと。

いつみてもかっこよかった内田義也さんやその雰囲気で出てくると目を離せなかった石井なつきさんが今回の舞台にでていなかったのはちょっと残念。

あんまりご無沙汰しすぎてはいけないということか。

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