第67回岸田戯曲賞が発表されました。いつものように演劇感想文リンクのリンクを交えて紹介します
目次
岸田國士戯曲賞とは
岸田國士戯曲賞は、劇作家・岸田國士の業績を顕彰するとともに、若手劇作家の育成を目的に白水社が主催する戯曲賞です。1955年に新劇戯曲賞として設置され、1961年には「新劇」岸田戯曲賞、1979年に岸田國士戯曲賞と改称され、今日に至っています。
この賞は新人劇作家の登竜門として知られ、「演劇界の芥川賞」という異名を持つ一方で、ベテラン作家の受賞も多いとされています。
第67回岸田國士戯曲賞受賞作品
2023年3月17日に行われた選考会の結果、第67回岸田國士戯曲賞の受賞作品は、加藤拓也氏の『ドードーが落下する』と金山寿甲氏の『パチンコ（上）』の2作と決定しました。
この2作品は、同時に受賞となりました。
『ドードーが落下する』
『ドードーが落下する』は、2022年9月21日から10月23日まで、KAAT 神奈川芸術劇場大スタジオ、まつもと市民芸術館小ホール、札幌市民交流プラザ・クリエイティブスタジオで初演された作品です。
受賞された加藤拓也さんの他の作品については、以下のページで確認できます
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『パチンコ（上）』
『パチンコ（上）』は、2022年9月16日から9月20日まで、シアター１０１０ 稽古場１で初演された作品です。
最終候補作品
選考委員による審査の結果、最終候補作品が決定し、期間限定でWeb上に公開されました。以下が最終候補作品のリストです（作者五十音順、敬称略）。
石原燃『彼女たちの断片』
（『夢を見る 性をめぐる三つの物語』所収、アジュマブックス）
上田久美子『バイオーム』
加藤拓也『ドードーが落下する』
受賞作
金山寿甲『パチンコ（上）』
受賞作
>兼島拓也『ライカムで待っとく』
（「悲劇喜劇」2023年1月号掲載）
鎌田順也『かたとき』
中島梓織『薬をもらいにいく薬』
原田ゆう『文、分、異聞』
松村翔子『渇求』
（いぬのせなか座叢書）
演劇感想文リンクに感想はありませんorz
選考委員
［選考委員］
岩松了、岡田利規、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、野田秀樹、本谷有希子、矢内原美邦（五十音順、敬称略）
昨年の受賞作品
しばらく記事にできていませんでしたが、昨年の受賞作品は以下のとおりです
『柔らかく搖れる』
「柔らかく搖れる」は、福名理穂さんの作品で、パプリカで2021年に上演されました
『バナナの花は食べられる』
「バナナの花は食べられる」は、山本卓卓さんの作品で、2021年に範宙遊泳で上演されました
山本さんの他の作品は、以下のページから確認できます
以上 2023年の3月17日に発表された岸田戯曲賞についての記事でした
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