唐十郎さんをあんまり芝居を知らない知り合いに説明するのは面倒な作業です。状況劇場、唐組というアングラ演劇界を引っ張ってきた劇団の旗手といっても当然伝わんないし、芥川賞を受賞した「佐川くんからの手紙」(いまだと普通のメール便だとおもっちゃうよ)を知っているわけでもない。
ちょっと前だとトレンディ俳優(死語)の大鶴義丹のお父さん…で、かろうじて通じたんですが、それももう無理。
マリアンの元夫(大鶴義丹)のお父さん…とか、金八先生で校長先生役をやっていた李礼仙さんの元夫とか言っても…..既に伝わっていないと思います。
と、最近、演劇関係者ではない方から見るとちょっと説明しづらいニュースなのですが、楽しみなのでとりあげます。
「大鶴義丹、父・唐十郎の舞台に初出演」
詳しく読むと、新宿梁山泊の舞台に出演するようですね。役は、お父さんの当たり役探偵田口。謎の探偵役です。
名作「ジャガーの眼」の再演です。異母妹の美仁音さんも出演されるようですね。
元々は状況劇場時代の名作です。あの寺山修司さんへの追悼劇という経緯で、公演された舞台です。僕は残念ながら見そこねているのですが、演劇感想文リンクには、過去に上演された以下の作品の感想を読むことができます。
唐十郎さんの演劇感想文リンク へは、過去の「ジャガーの眼」上演歴があります。名作なので何度もやられていますね。
- 2008年唐組「ジャガー眼2008」@雑司ヶ谷鬼子母神境内(池袋)
- 1997年唐組「ジャガーの眼」@雑司ヶ谷鬼子母神境内(池袋)
- 1995年唐組「ジャガーの眼」@屋台村劇場(西新宿)
- 1985年状況劇場「ジャガーの眼」@花園神社(新宿)
驚くべきは、1985年の状況劇場初演時の感想も演劇感想文陸だと読めます。翻訳家の松岡和子さんの劇評が読めますので、ぜひ眼をとおしてみてください。
今回の舞台には、娘の美仁音さんもでるですね。
まだ、舞台活動をはじめるまえのころ、美仁音さんが宝塚とかはいらないかなぁと妄想してました。そしたら、宝塚版のジャガーの眼とかありそうだし…..妄想でした。
お兄さんとし違って、美仁音さんはいろいろ舞台に出てますね。僕も、過去の唐作品の上演作「秘密の花園(2008)」で、かわいい女の子とだった美仁音さんをみていました。
ちょっと楽しみだなぁ、世代交代みれるかな。
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