直接民主制は夢か悪夢か…あるいは「支持政党なし」は期待できるのか?

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参院選も近づいていることだし、久しぶりに政治的なことも書いてみようと思います。
このブログも、移行元のブログでは、結構政治的なことも書いていたのですが、最近は演劇ネタに絞って書いていたのです。
ま、たまにはということで。

目次

■過去にこんな記事を書きました。

議会制民主主義はいらない

当時は、もっとこまめに住民投票を行い、政策決定への国民の関与度をあげるべきと思っていました。IT技術の発展は、それを後押ししてくれるはずだし、コスト面の問題は、将来的には解決される筈だとも思っていました
しかし、さすがに最近はちょっと違うかなと思い始めました
たとえ、直接民主制が、ノーコストで実現できたとしても、住民投票に全てを委ねるのは考えものだと思います

■勿論、最近のイギリスの件(BRExit)が、混迷しているからです

これほどまでに、投票後に混迷するとは当のイギリス人は勿論、世界中のだれも予想していなかったに違いありません

まさか、独立派の急先鋒が、選挙後、相次いで政権に関与しないと言い出すとはおもいませんでした。

先日同様に住民投票に付された大阪都構想の住民投票で、大阪都構想が、投票に打ち勝った後、橋本さんが、政界から引退するみたいなもんです。(実際は、負けて引退したわけですが)わけわかりません

今のような議会制民主制(間接民主制)において、自分の選んだ政権が、思い通りにならない歯がゆさはあるものの、あそこまで無責任なことにはさすがになりません。直接民主制の恐ろしさがわかりました。

■間接民主制と直接民主制のハイブリッド政治は?

どちらも一長一短ある直接民主制と間接民主制。うまいところを取り込んだ政治や意思決定のやり方を考える必要があるのかもしれません。

そのきっかけになりそうなのが、「支持政党なし」です。

参院選のポスターの掲示板にある候補の顔も名前もない「支持政党なし」という党の不思議なポスター。
党としての主張や政策はなく、法律毎、議案毎に有権者の意見をインターネットで集めるというシステムのようです。

彼らのホームページを見ると、国会が面白くなりそうな文言が、並んでいます。

支持政党なしでは重要法案のみならず、国会に出されます全法案につき党員にネット上で賛否を計り、賛成が多数な法案は賛成、反対が多数な法案は反対、にと議員の意志はまったく無視し、党員の方々の使者となりきるつもりでございます。
仮に10人議員がいた場合、ある法案にて党員の意志が7割賛成で、3割が反対の場合、7人の議員が賛成にまわり、3人の議員は反対にまわります。
以上のように、支持政党なしの議員は一切自分の信条を捨て、党員の使者になりきります。

彼らが、政権を取るなんてことになると(当の政党そのものが「ありえない」と否定していますが)、イギリスの現状のような無責任体制になりそうですが、法案のキャスティングボードを担えるようになるくらいまで(それだって難易度高そうですが)、議席を取れば、面白くなるかもしれません。

弱小政党なんかに(あえて名前はあげない)期待するよりこういうところに頑張ってもらったほうが良いのかも知れません。

週刊誌等でも叩かれていたり色々言われている見たいですが、こういうアイデアは大歓迎です。頑張って欲しいものです。

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