[劇評]ラッパ屋「齋藤幸子」@THEATER/TOPS
いつものメンツにいつものストーリー。いつもながらの笑いと泣きのつぼをおさえた芝居は見ていて安心する。少し予定調和的になってきつつあるのが、気になるが。 劇団 ラッパ屋 題名 齋藤幸子 公演期間 2001/04/04~20…
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2001.04.07 清角克由
いつものメンツにいつものストーリー。いつもながらの笑いと泣きのつぼをおさえた芝居は見ていて安心する。少し予定調和的になってきつつあるのが、気になるが。 劇団 ラッパ屋 題名 齋藤幸子 公演期間 2001/04/04~20…
2001.03.31 清角克由
すごくよくできた喜劇。芸達者の二人(ベンガル、綾田)に囲まれて演技する熊谷真美が本当に楽しそうに芝居をしていたのが印象的だった。 劇団 ベンガル・綾田プロデュース 題名 21世紀版 質屋の女 公演期間 2001/03/2…
2001.03.24 清角克由
脚本が未整理で、見ていて舞台上で起きている事が何一つ客席と共有することができない。 舞台上が客席と遠く離れた所で空回りしている印象。舞台に関係しているあらゆる人(役者やスタッフ全て)が芝居のコンセプトを共有していないので…
2001.03.24 清角克由
ストーリーはかなり明快でわかりやすく、何も考えずに楽しめるエンターテイメントとしてすごくいい。高橋由美子、堤真一、前田美波里等の客演陣の力量が遺憾なく発揮されている印象。但し、前作とストーリーが似通っているところと、殺陣…
2001.03.11 清角克由
フランス製戯曲の翻訳劇。西村雅彦、近藤芳正、山田和也(演出)というまさに「役者の揃った」舞台だったのだが、全般に翻訳劇特有の空虚さが漂いコメディとして秀作とは言い難い仕上がり。笑うには笑うのだが、何か心の底から舞台上のス…
2001.02.18 清角克由
花組は見初めてからそんなに経っている訳でもないし、ましてや年に一回見るかみないかなので、えらそうな事は言えないが、この芝居は今までに見た花組の舞台の中でも最高の出来だった気がする。初めて、芝居として非常に面白いと感じた(…
2001.02.17 清角克由
計算され尽くされた演出、効果的な音、照明は、見ていて気持ち良く、完成された舞台としての印象が残る。それでも、芝居そのものを長く感じさせるのは役者の力量不足か。すべての役者が完全にその役を捕らえきったとは言えない為、破綻の…
2001.01.27 清角克由
ストラヴィンスキーの作による音楽劇。通常は、今回のような芝居を中心にした公演ではなく音楽を中心のコンサート形式で行われる事が多いとのこと 劇団 PARCOプロデュース 題名 兵士の物語 公演期間 2001/01/26〜2…
2001.01.23 清角克由
今世紀の初観劇は、蜷川氏の演出デビュー作の再演。 全共闘時代の印象を色濃く残す芝居で、最近見る芝居とはやはり演出も脚本もかなり違う(好きだけど)。主役級の3人が芝居の全てをひっぱるが、古田さんの演技だけ、一本調子でちょっ…
2000.11.25 清角克由
唐十郎の状況劇場時代の名作の新宿梁山泊バージョン。とはいえ、いつも不満に思う物量作戦的な演出はなく、劇場のスタイルもあって、よりテント芝居的な(あくまで物質面では)押さえた演出。 全般には、脚本の求める毒が、完全に表現し…