[劇評]東方綺譚「スカベンジャー・ロッジ」@西荻WENZスタジオ
何回も、同じようなことを書いていますが、出演者全員に見せ場を作ろうとする舞台に成功した舞台はほとんどないように思います。(僕は、そのにおいがして、劇団四季のCATSもいまいち好きになれない) 今回の舞台も例にもれずその傾…
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2005.10.22 清角克由
何回も、同じようなことを書いていますが、出演者全員に見せ場を作ろうとする舞台に成功した舞台はほとんどないように思います。(僕は、そのにおいがして、劇団四季のCATSもいまいち好きになれない) 今回の舞台も例にもれずその傾…
2005.10.16 清角克由
テント芝居ならではの装置の作りこみはすばらしい。役者もここまでやらなくてもというくらいに、芝居にのめりこんでいる。それだけでも、一見の価値はある。ただ、過去のこの劇団の公演を見ているもののわがままとして言わせてもらえば、…
2005.09.24 清角克由
笑いが非常に少ない新感線。しかし、僕自身はけしてこの劇団に笑いを求めているわけではないので、かなり満足した作品だった。京野ことみさんや松雪泰子さんの体を張った演技にも目をみはったが、やはり、堤真一さんのかっこよさが印象に…
2005.09.23 清角克由
絶世の美少女であるはずの雪穂を役を男性が演じることにより、より演劇としての記号性が増しているような気がする。笠原さんが演じる亮介が生々しい存在であるだけに、記号である西本雪穂は感情も演技も透明であり、結果この原作の世界が…
2005.09.19 清角克由
ありえないナレーションによるスタート、卓越した歌唱力、寒いギャグ、ほれぼれするダンス、とってつけたような不可解なストーリー、セミプロ級の役者陣、意味不明のモノローグ、心に響く歌と音楽とまさにおもちゃ箱をひっくり返した様な…
2005.09.18 清角克由
キャストと演出を変えての二度目の観劇ながら、前回とはかなり違っている。やくざの若頭役の塩野谷正幸さんの演技が秀逸で、全体をしめているとかんじた。あてがきだったと思うこの脚本を見事自分のものにした3人の役者陣&演出に拍手 …
2005.08.28 清角克由
英国原作ということだが、時代設定の妙もありいわゆる赤毛物のきな臭さのほとんどない秀逸な舞台だと思います。ただ、根底に流れる思想は、やはり日本的ではないなぁ。思想云々はともかく、ベテラン俳優陣のすばらしさで重苦しいはずの物…
2005.08.20 清角克由
ひさびさ。三田村組。もう9回も公演を重ねていたのね。 ほのぼの、それでいて真剣勝負。消防士の日常はかっこいい。 劇団 三田村組 題名 分署物語Ⅳ 公演期間 2005/08/19~2005/08/28 作/演出 古屋治男 …
2005.08.14 清角克由
実在した人物である山本旗男を演じる平田満さんの演技がひょうひょうとしていて非常によく、あまり意識したことのなかったシベリア抑留という事実を実感としてまざまざと感じることができました。そういう意味で、戦後60年にふさわしい…
2005.07.31 清角克由
急遽再結成に相成ったこの舞台。伊藤四朗をはじめとして、赤信号の渡辺さん、SETの三宅さん、小倉さん、TAKE2の東さん、春風亭昇太さんと軽演劇界の銀河系軍団としいっても過言じゃないメンバー揃い踏み。予想を裏切らないでき。…