[旅行記]冬の木次線 青春18きっぷの旅

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乗降車数が少ない上に、自慢の観光列車の廃止も決まり、ネット上では廃線候補の最有力という噂の木次線。調べてみると激しい高低差を克服するための三段スイッチバックや、おろちループと呼ばれる道路を見れるなど、見どころのある路線の様子。というわけで、出かけてみましたが、春だと思ったら、まだ木次線は冬。色々想定外のことがありましたが、楽しめるたびでした。

目次

一部廃線が間近いと噂の木次線

先日のニュースで以下のような報道がありました。
木次線「奥出雲おろち号」廃止に同意 沿線自治体、代替の「あめつち」受け入れ

JR木次線のトロッコ列車「奥出雲おろち号」の廃止方針を巡り、島根、広島両県と沿線自治体は9日、代替案で示された山陰線の観光列車「あめつち」の乗り入れ案を受け入れる方針をJR西日本に伝えた。あめつちは宍道―出雲横田間の運行で、区間外となる庄原市は観光振興のラッピング列車を芸備線に乗り入れるよう要望した。

オロチとは、結構話題の観光列車ですが、その列車が廃止されることから、木次線(きすきせん)の前途は結構暗いです。

私はけして鉄道オタクと呼ばれるほどの知識や愛着が鉄道に対してあるわけではありませんが、自宅沿線である芸備線に接続する電車の帰趨には興味があります。

残念ながら三江線(2018年廃線)の廃線には間に合いませんでしたが、こちらの電車はぜひ乗っておきたいと思い、2022年の春の青春18きっぷシーズンに乗りに行くことにしました

目的地は、米子。そして、三次のランチ

友人が住んでいることもあり、目的地は米子に定め、芸備線経由で木次線に乗ろうと考えました(下調べが甘かったことはこの後すぐに発覚しました)

三次では、前々から興味があった「わに料理」のランチにチャレンジすることにしました。
というわけで、以下のようなスケジュールで移動することにしました

出発 到着 路線
広島(9:50) 三次(11:32) 芸備線(三次ライナー)
三次(13:02) 備後落合(14:10) 芸備線
備後落合 宍道(17:32) 木次線
宍道 米子(18:47) 山陰本線

本来は、備後落合から新見経由のほうが早くつくのですが、木次線の三段スイッチバックやおろちループを見れるというルートを優先しました。

三次にて、無事わにとご対面

「わに」とは、サメのことで、古くから中国地方の山間部で貴重なタンパク源として珍重されてきたものです
広島観光なびというホームページでも紹介されています

季節的にも、わにを食べるには最適の季節の様子。
こちらのホームページにも記載されている「むらたけ総本家」にランチに伺いました。

入り口には、「三次の味 ワニ入荷」と記載されており、ワニ料理を含む定食セットをお願いしました

とても落ち着いた雰囲気のお店ですが、店先のワニの頭は大迫力でした

サーモンっぽい見た目と食感で、少し歯ごたえがある美味しいお刺身でした。
もちろん、その他のおかずもすべて大満足でした。

ワンマンカーで備後落合へ、そして

芸備線沿線に住んでいて、何度か備後落合まで行ったことがあるので備後落合に行くこと自体は何度かありました。
青春18きっぷの季節だからか、ワンマンカーの中はなかなかの混雑(っていっても、ボックス席に相席になる程度ですが😂)

乗ってるときに、衝撃のアナウンスが….
「雪のため、備後落合から出雲横田までは代行輸送バスになります」

三段スイッチバック、おろちループがあるのは、三井野原駅〜出雲坂根駅間で、まさに代行運転区間内の駅…

三段スイッチバックも、おろちループを眺めるのも今回はお見送りとなることが決定しました🤣

おかげで、備後落合駅の駅舎に初めて入りました

往時の駅の写真や少し離れたところにあるおでんうどんの情報など興味深い張り紙が多数ある趣のある駅です。
こちらで、バス待ち(=木次線にのる)人たちと短い時間を過ごした後、バスが到着。

考えてみれば、代行バスに乗るというのも初めての経験。

バスに乗ってわかった雪深い中国山地

テレビでは、桜の開花がニュースになるような天気で、正直バスの代行運転にしなきゃいけないような雪がまだ残っているなんて実感はありませんでした

が、その印象はバスにのって暫く進むと覆されました

雨が激しい天気だったので、いまいちの画像ですが、バスが走る路線沿いはかなり深い雪がまだ残っています。
中国山地の雪なめてました

延命水チャレンジ断念

ちなみに、楽しみにしていたおろちループは、バスでそのおろちループを走ることができたので、ある意味電車に乗っているより実感できたかもしれません(ただ、雨が激しすぎて、写真は取れませんでした🤷‍♂️)

バスは、ただ、駅を機械的にめぐるだけでなくなんと観光スポットである「延命水」の近くの駅出雲坂根駅で15分の停車時間があります。

延命水とよばれる天然水を取水するスポットがあり、温かい時期にくれば、直売所なんかもある様子

とはいえ、あいにくの雨。しかも、水を汲むボトルなんかも用意していなかったため、延命水のスポットをみるだけで帰ってきてしまいました。

温かい時期に、ちゃんとした木次線に乗るためにも再チャレンジをしなければと思いました

出雲横田駅は、島根らしい駅舎で迎えてくれました

ようやくバスは、出雲横田駅に到着。なんと巨大なしめ縄がかかっています。なんか一気に島根に来た感が増します。

バスは到着が少々遅れたのか、乗り換えに余裕はないといわれていたので、そんな駅舎も写真だけとって慌てて電車にのりました

ようやく乗れた木次線は全席ロングシートの座席でした。

芸備線は、ボックス席もある車両が使われていたので、ちょっと意外でした
そこからは、宍道駅まで電車に揺られ、ようやく木次線を堪能することができました
途中木次駅では、停車時間が長く、駅舎の写真が取れました。特徴的な駅舎でした

米子到着は、18:47分

米子に到着しました。青春18きっぷ旅がやっぱり長くなりますね

代行運転バスによって当初の目的とはことなる木次線旅でしたが、それはそれで興味深いものでした。
木次線を全線乗れる機会を近いうちにもてればいいなぁと思っています

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