[劇評]劇団桟敷童子「泥花」@光座

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昭和30年代の架空の筑豊炭坑町を描いた作品。再演3作目。アングラの持つ不思議な懐かしさを感じる世界観は相変わらず。劇場の限界か少しダイナミックな最終場の装置がこじんまりとした印象があった。

劇団 劇団桟敷童子
題名 泥花
公演期間 2008/01/12~2008/01/28
サジキドウジ 演出 東憲司
出演 原口健太郎、稲葉能敬、池下重大、桑原勝行、小野瀬弥彦、川田涼一、鈴木めぐみ、外山博美、川原洋子、山本あさみ、もりちえ、松本しゃこ、新井結香、中井理恵、板垣桃子 ほか
劇場 光座(中野)
観劇日 2008年1月26日(ソワレ)

【感想】

炭坑のプチブルジョワな家庭に育った主人公である長姉が闘うことを学び、最後に小さな幸せを勝ち取る場面が印象的な話。他の作品に比べて舞台が現在に近いせいか、よりメッセージ性が強くなっているように思いました。

 

泥花を見て、ひと夏だけ姉弟で暮らすのは、祈るだけではなく、動いて戦って勝ち取るという強いメッセージを感じました。

 

主役はそういう意味で長姉を演じる板垣桃子さんなのだが、一貫した視点キャラクターは末弟を演じる外山博美さんだ。作者である東さんの経験のようなものが基礎にあるからかもしれない。

 

どうしても必然性があると思えず、芝居の間中気になってしまったのは外山さんがずっと寄り目で演技していたこと。長時間寄り目を作り続けるのはかなり大変だと思うし、普通にしていても良いと思うのになぜ?疑問は溶けぬままでした。

 

いつも度肝をぬかれる最終場の装置ですが、最前列で見上げるような座席だったせいか、あまりびっくりしませんでした。既に慣れてきてしまったのかもしれません。でも、もっとすごいものを期待してしまいますね。

 

[劇評]劇団桟敷童子「泥花」@ザ・スズナリ

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